お悩み別解説
Case Commentary
2018年10月30日 火曜日
仙腸関節炎
仙腸関節炎は本当に正しい施術が必要な難しい疾患です。
このページでは仙腸関節炎と診断され様々な治療やケアを行ったが
なかなかスッキリと解消しない方に向けて書かれたページです。
仙腸関節炎が治りにく理由が２つあります
その理由とスッキリ治すための方法を
以下でご紹介しています。
最後までお読みいただくと
仙腸関節の痛みから解放される希望を持っていただけることと思います。
仙腸関節は骨盤の腸骨という骨と仙骨という骨で出来る関節を指します。
骨盤の出っ張ったゴツゴツとした部分の所が仙腸関節であり、画像の赤いラインの部分です。
これらの症状がある場合は
仙腸関節炎の可能性が高くなります。
この画像のラインのあたりが痛むからと言って
まだ仙腸関節炎と断定できるものではありません。
実は仙腸関節炎は関節の運動機能をきちんと見て正確に判断しないといけないため
レントゲンやMRIでも判断が難しいと言われています。
そのために見逃されているケースも多く存在します。
逆に仙腸関節炎と診断されていても
実際には仙腸関節ではなく周辺の筋肉や組織が傷んでいる場合も多くあります。
仙腸関節に問題が起こると言うことは動きがあるということになりますが
実はこの仙腸関節は世界中の医療業界でも
動くもの、動かないもの という相反した意見があります。
そのため、仙腸関節は動かないと考える先生は
仙腸関節部の痛みを訴えられても原因不明という診断を下ろします。
仙腸関節は動くと考える先生は
その痛みを訴えられる方に仙腸関節炎や仙腸関節捻挫という診断をされます。
これらの意見を踏まえた上で私達は経験上、動くものと判断しています。
特に妊娠中や産後は動きが顕著になります。
これは紛れも無い事実です。
もし動かないのであれば関節構造ではなく一つの骨になっていてもいいのでは無いかと思います。
私はアメリカでのホルマリン固定されていない解剖実習で仙腸関節を確かめてきました。
仙腸関節を動かしてみても大きな動きは見られませんでした。
しかし、ゆっくり動かすと
数ミリの動きを感じ取ることができました。
また関節にメスを入れると関節を動かすために必要な関節液のようなものが出てきました。
そのわずかな動きの中に問題が起こると考えています。
このような症状が見られますが
これらは仙腸関節炎でない他の腰痛でも見られる症状です。
仙腸関節が固まっているのか？緩まっているのか？
まずこの２つの状態を判断しなければいけません。
固まっているのか、緩まっているのかでは全く施術も対策も変わります。
ですから、ここを判断しなければ先には進めません。
仙腸関節炎が長引いているほとんどのケースで逆の対策をしてしまっているのです。
仙腸関節周辺の組織や姿勢などにより圧力がかかり続け
仙腸関節の動きが悪くなり固着してしまう
仙腸関節に繰り返しの衝撃または一瞬の急激な負荷がかかる
他の関節の動きが悪く仙腸関節に必要以上のストレスがかかる
栄養の欠乏
などにより仙腸関節が通常よりゆるまる
仙腸関節炎は特にこの鑑別が重要になります。
鑑別を間違うと良くならないどころか悪化させてしまう事になります。
仙腸関節炎と診断されていても実際は仙腸関節に問題がなく
周辺の筋肉などの問題の場合や腰部からの神経の問題である場合も多くあります。
仙腸関節が動きすぎなのか？固まっているのかをしっかりと他の関節などと比べ 見極める必要があります。
仙腸関節は固有受容器と呼ばれるセンサーが多く非常に繊細な関節です。
この仙腸関節自体を整えられないといくら全身のバランスを整えてもスッキリ解消しません。
バキバキしない当サロン独自の矯正法で仙腸関節を整えます。
仙腸関節に影響を与えている周辺の関節の動きやアライメントを整えます。
仙腸関節に歪みを起こす原因になっている全身の重心バランスなどを整えます。
栄養不良によって組織の緩さなどの問題が起こっている場合は栄養の改善指導
日常の動作や癖などが仙腸関節に影響を与えている場合はそれらの改善指導を行います。
これらを全て行うことで仙腸関節はしっかりと解消されていきます。
腰痛の中でも仙腸関節炎は難治性の疾患です。
しかし、きっちりと問題を取り除けば
きっとあなたの痛みも解消しますので安心してください。
原因などの項でもお伝えしてきましたが
仙腸関節炎は状態を見極めなければセルフケアなども逆効果になってしまいます。
実際、私たちのところに来られる 仙腸関節炎でお悩みだった方々も
YouTubeなどを見て仙腸関節のストレッチなどをされている方が ほとんどです。
しかし、それらが改善を遅くさせてしまっているケースが本当に多いです。
仙腸関節にはセンサーが多く
仙腸関節の問題は全身に影響することがあります。
しっかりと整えられることを強くお勧めいたします。
組織の状態が悪化する前にお早めにご相談ください。
このページでは仙腸関節炎と診断され様々な治療やケアを行ったが
なかなかスッキリと解消しない方に向けて書かれたページです。
仙腸関節炎が治りにく理由が２つあります
その理由とスッキリ治すための方法を
以下でご紹介しています。
最後までお読みいただくと
仙腸関節の痛みから解放される希望を持っていただけることと思います。
Contents
そもそも仙腸関節とはどこにある？
仙腸関節は骨盤の腸骨という骨と仙骨という骨で出来る関節を指します。
骨盤の出っ張ったゴツゴツとした部分の所が仙腸関節であり、画像の赤いラインの部分です。
この付近の片側もしくは両方が痛む場合
長く座る事が辛かったり痛む方を下にして寝られない
動き始めが痛い
これらの症状がある場合は
仙腸関節炎の可能性が高くなります。
仙腸関節炎は判断が難しい？
この画像のラインのあたりが痛むからと言って
まだ仙腸関節炎と断定できるものではありません。
実は仙腸関節炎は関節の運動機能をきちんと見て正確に判断しないといけないため
レントゲンやMRIでも判断が難しいと言われています。
そのために見逃されているケースも多く存在します。
逆に仙腸関節炎と診断されていても
実際には仙腸関節ではなく周辺の筋肉や組織が傷んでいる場合も多くあります。
仙腸関節は動く関節なのか？
仙腸関節に問題が起こると言うことは動きがあるということになりますが
実はこの仙腸関節は世界中の医療業界でも
動くもの、動かないもの という相反した意見があります。
そのため、仙腸関節は動かないと考える先生は
仙腸関節部の痛みを訴えられても原因不明という診断を下ろします。
仙腸関節は動くと考える先生は
その痛みを訴えられる方に仙腸関節炎や仙腸関節捻挫という診断をされます。
これらの意見を踏まえた上で私達は経験上、動くものと判断しています。
特に妊娠中や産後は動きが顕著になります。
これは紛れも無い事実です。
もし動かないのであれば関節構造ではなく一つの骨になっていてもいいのでは無いかと思います。
私はアメリカでのホルマリン固定されていない解剖実習で仙腸関節を確かめてきました。
仙腸関節を動かしてみても大きな動きは見られませんでした。
しかし、ゆっくり動かすと
数ミリの動きを感じ取ることができました。
また関節にメスを入れると関節を動かすために必要な関節液のようなものが出てきました。
そのわずかな動きの中に問題が起こると考えています。
仙腸関節炎のよくある症状
仙腸関節部の痛み
腰や臀部、鼠蹊部の痛み
下半身の全体的な痛み、だるさ
前屈時・寝返り時の痛み
このような症状が見られますが
これらは仙腸関節炎でない他の腰痛でも見られる症状です。
仙腸関節炎を改善する上で最も重要なポイント
仙腸関節が固まっているのか？緩まっているのか？
まずこの２つの状態を判断しなければいけません。
固まっているのか、緩まっているのかでは全く施術も対策も変わります。
ですから、ここを判断しなければ先には進めません。
仙腸関節炎が長引いているほとんどのケースで逆の対策をしてしまっているのです。
仙腸関節が固まっているパターンの原因
仙腸関節周辺の組織や姿勢などにより圧力がかかり続け
仙腸関節の動きが悪くなり固着してしまう
仙腸関節が緩まっているパターンの原因
仙腸関節に繰り返しの衝撃または一瞬の急激な負荷がかかる
他の関節の動きが悪く仙腸関節に必要以上のストレスがかかる
栄養の欠乏
などにより仙腸関節が通常よりゆるまる
仙腸関節炎を解消するための施術
STEP1:鑑別
仙腸関節炎は特にこの鑑別が重要になります。
鑑別を間違うと良くならないどころか悪化させてしまう事になります。
１、本当に仙腸関節の問題なのか？
仙腸関節炎と診断されていても実際は仙腸関節に問題がなく
周辺の筋肉などの問題の場合や腰部からの神経の問題である場合も多くあります。
２、緩いのか、固まっているのか？
仙腸関節が動きすぎなのか？固まっているのかをしっかりと他の関節などと比べ 見極める必要があります。
STEP2:仙腸関節の施術
仙腸関節は固有受容器と呼ばれるセンサーが多く非常に繊細な関節です。
この仙腸関節自体を整えられないといくら全身のバランスを整えてもスッキリ解消しません。
バキバキしない当サロン独自の矯正法で仙腸関節を整えます。
STEP3:周辺関節の調整
仙腸関節に影響を与えている周辺の関節の動きやアライメントを整えます。
STEP4:全身の調整
仙腸関節に歪みを起こす原因になっている全身の重心バランスなどを整えます。
STEP5:栄養や日常生活の見直し
栄養不良によって組織の緩さなどの問題が起こっている場合は栄養の改善指導
日常の動作や癖などが仙腸関節に影響を与えている場合はそれらの改善指導を行います。
これらを全て行うことで仙腸関節はしっかりと解消されていきます。
仙腸関節炎で悩まれている方へのメッセージ
腰痛の中でも仙腸関節炎は難治性の疾患です。
しかし、きっちりと問題を取り除けば
きっとあなたの痛みも解消しますので安心してください。
原因などの項でもお伝えしてきましたが
仙腸関節炎は状態を見極めなければセルフケアなども逆効果になってしまいます。
実際、私たちのところに来られる 仙腸関節炎でお悩みだった方々も
YouTubeなどを見て仙腸関節のストレッチなどをされている方が ほとんどです。
しかし、それらが改善を遅くさせてしまっているケースが本当に多いです。
仙腸関節にはセンサーが多く
仙腸関節の問題は全身に影響することがあります。
しっかりと整えられることを強くお勧めいたします。
組織の状態が悪化する前にお早めにご相談ください。
