お悩み別解説
Case Commentary
2018年10月13日 土曜日
産後の骨盤の開き
産後の皆さんが最も気になると言ってもいいこと。骨盤の開き・・・。でも実際骨盤はどうなっているのでしょうか?骨盤は本当に開くのでしょうか?まずしっかりと正しい知識を持っていただくことがしっかり骨盤を引き締める第一歩です。めんどくさがらずにぜひ読んでください。
骨盤は上半身の重さと床半力といって下から突き上げる力が重なるところ。 ですから、そんな簡単に開いたり閉じたりしてもらっては力を支えきれません。
では骨盤は全く動かないのでしょうか?
未だに骨盤は動く、動かない議論が起こるほどです。
しかし、私なりの結論から申し上げると 骨盤はやや動きます
これは私の臨床での経験と解剖実習などに参加しての 私なりの結論ですがほぼ間違いないと思っています。
ただし動きというのは「遊び」がある程度です。
ただこの「遊び」(数ミリの動き)が非常に重要になります。 これは産前産後以外でのお話です。
妊娠中は赤ちゃんにスペースを譲るため
産後は分娩を少しでもスムーズにするために ホルモンなどの影響で緩みが起こります。
これは確実にと言っていいほど起こります。
そして分娩で個人差はありますがかなりの圧力を受けるのです。 体験された方はわかるとお思いますが、そりゃ緩みますよね? 実際に恥骨結合や仙腸関節という骨盤のつなぎ目が広がった画像は 私も何度も目にしたことがあります。
どうやって改善するのか?
タイミングは?
■捻挫したようなもの?
捻挫をイメージしてください。 産後の骨盤は場合によって分娩の負荷を考慮すると捻挫したような状態です。軽度の捻挫であれば放っておいても改善しますが重度の捻挫の場合は固定や後のケアが必要です。
■自然に戻る力もある??
軽い捻挫程度だったら放っておいても改善しますよね? それと同じで骨盤もある程度は自然に戻る力を持っています。 実際画像でも何もしていないのに日に日に恥骨の隙間が 狭くなっていくのを確認できる症例もございます。
■タイミングは?
時期やタイミングは私はできるだけ早期が望ましいと考えます。 (ただし合併症などがなく体調が落ち着いている場合です) よく骨盤矯正は産後2ヶ月経ってから・・・
などの記載を見かけますが捻挫のケースで考えてみてください。 捻挫をして2ヶ月後から治療を始めますか? すぐに治療した方が良さそうですよね? 治療までしなくても適切なトレーニングを早期に開始するだけでも結果は違ってきます。
産後ケアのタイミングについて動画で詳しく解説しています
全く人によって異なります。ですから骨盤の状態やケアの方法も一人一人異なります。
そのあと優しく丁寧に歪みや位置を戻す
しっかりと安定できるように疲労を除き体力を戻す
そして筋肉の再教育トレーニングも必要
分析 ー 整える ー 鍛える 基本はこの流れになります。
そうでなければ
「受けた方がいいでしょう」 というよりは
「受けるべきでしょう」
今の状態が必ず将来に影響します。
この時期にひどい施術を受けて悪化する方も多数おられます。
またトレーニングですが instagramなどで芸能人が早期からトレーニングを開始して体形が戻ったなどの投稿を見て、 早期からランニングなどを始める方がおられますが非常に危険です。
一部の方は早期からある程度の負荷をかけても平気な方もいますが 基本的には寝ながら行えるトレーニングが先決です。
子宮が飛び出してもいいならランニングを早期から開始してください・・・。
Contents
・あなたの産後の骨盤はどんな感じですか?
妊娠前より骨盤が開いた感じがする
歩くとガクガクする
お尻の下の方が大きくなった気がする
くびれの位置が違う
・本来、骨盤は安定しているもの
産後の骨盤の状態を知る上でまずは産前(通常時)の骨盤の状態を知る必要があります。 世間では骨盤が開く、開かないと言われていますが実際はどうなのでしょうか?骨盤は上半身の重さと床半力といって下から突き上げる力が重なるところ。 ですから、そんな簡単に開いたり閉じたりしてもらっては力を支えきれません。
では骨盤は全く動かないのでしょうか?
・骨盤は動かないのか?
上記したように確かに骨盤は簡単に動いてもらっては困るのですが・・・。未だに骨盤は動く、動かない議論が起こるほどです。
しかし、私なりの結論から申し上げると 骨盤はやや動きます
これは私の臨床での経験と解剖実習などに参加しての 私なりの結論ですがほぼ間違いないと思っています。
ただし動きというのは「遊び」がある程度です。
ただこの「遊び」(数ミリの動き)が非常に重要になります。 これは産前産後以外でのお話です。
・妊娠中や分娩は特別
それが妊娠中や産後は全く話が変わってきます。妊娠中は赤ちゃんにスペースを譲るため
産後は分娩を少しでもスムーズにするために ホルモンなどの影響で緩みが起こります。
これは確実にと言っていいほど起こります。
そして分娩で個人差はありますがかなりの圧力を受けるのです。 体験された方はわかるとお思いますが、そりゃ緩みますよね? 実際に恥骨結合や仙腸関節という骨盤のつなぎ目が広がった画像は 私も何度も目にしたことがあります。
・開いていると起こる問題
では骨盤が緩んで開いている状態では何が起こるでしょう?機能的問題
上記したように骨盤には上半身と下半身からの大きな力が働いています。 その骨盤に緩みがあると歩きにくい、腰が痛いなどの問題が起こります。 また、骨盤の関節周辺には固有受容器と呼ばれるセンサーが多く存在します。そのセンサーにエラーが起こると全身に影響し体全体のバランスが崩れてしまう可能性があります。 筋肉の過緊張に加え自律神経の働きも乱れ内臓の働きなどに影響することも考えられます。美容面
骨盤の緩みそのものだけでは実はそれほと大きな見た目の変化は起こりませんが、関連する股関節や筋肉などのアンバランスによって見た目的にも大きく変化を起こす可能性は十分に考えられます。・ではどうやって改善するのか?
放っておいていいのか?どうやって改善するのか?
タイミングは?
■捻挫したようなもの?
捻挫をイメージしてください。 産後の骨盤は場合によって分娩の負荷を考慮すると捻挫したような状態です。軽度の捻挫であれば放っておいても改善しますが重度の捻挫の場合は固定や後のケアが必要です。
■自然に戻る力もある??
軽い捻挫程度だったら放っておいても改善しますよね? それと同じで骨盤もある程度は自然に戻る力を持っています。 実際画像でも何もしていないのに日に日に恥骨の隙間が 狭くなっていくのを確認できる症例もございます。
■タイミングは?
時期やタイミングは私はできるだけ早期が望ましいと考えます。 (ただし合併症などがなく体調が落ち着いている場合です) よく骨盤矯正は産後2ヶ月経ってから・・・
などの記載を見かけますが捻挫のケースで考えてみてください。 捻挫をして2ヶ月後から治療を始めますか? すぐに治療した方が良さそうですよね? 治療までしなくても適切なトレーニングを早期に開始するだけでも結果は違ってきます。
産後ケアのタイミングについて動画で詳しく解説しています
・骨盤の回復には個人差があります
同じ妊娠出産でも骨盤の状態には個人差があります。 元々の体力、分娩の大変さ、回復力、産後の生活スタイル全く人によって異なります。ですから骨盤の状態やケアの方法も一人一人異なります。
・では産後の骨盤をどのように改善して行くのか?
まず非常にデリケートな状態なのでグイグイ押したりバキバキするのは基本NG しっかりと今の状態や体力を見極めることが重要そのあと優しく丁寧に歪みや位置を戻す
しっかりと安定できるように疲労を除き体力を戻す
そして筋肉の再教育トレーニングも必要
分析 ー 整える ー 鍛える 基本はこの流れになります。
・結局、骨盤矯正は受けた方がいいのか?
あなたが分娩の負荷が少なく、産後もしっかり養生できて、 筋力体力もあり妊娠前のズボンがすんなり履けているのであれば必ず受けなければいけないということはありません。そうでなければ
「受けた方がいいでしょう」 というよりは
「受けるべきでしょう」
今の状態が必ず将来に影響します。
・正しいケアを受けてください
できるだけ早期が望ましいのですがデリケートな時期であるのは言うまでもありません。この時期にひどい施術を受けて悪化する方も多数おられます。
またトレーニングですが instagramなどで芸能人が早期からトレーニングを開始して体形が戻ったなどの投稿を見て、 早期からランニングなどを始める方がおられますが非常に危険です。
一部の方は早期からある程度の負荷をかけても平気な方もいますが 基本的には寝ながら行えるトレーニングが先決です。
子宮が飛び出してもいいならランニングを早期から開始してください・・・。