パフォーマンスアップ
今より「少しでも上手くなりたい」「いい成績を残したい」と考える事でしょう。
そのためには勿論、練習は必要なのですが私達施術家目線で考えると練習+αもしくは
練習以前にある取り組みをするとパフォーマンスが劇的に上がることがあります。
何事もまずは正しい情報を得るところからスタートします。
スポーツをされている方にとっては有益な情報であることは間違いありません。
今からお伝えする事はどの競技にも必ず共通することで
パフォーマンスを上げるだけでなく怪我の予防やリカバリーにも影響してくる事です。

Contents
スポーツパフォーマンスをあげるのに必要な事とは?
技術力アップ?
スポーツパフォマンスを上げるには必ず練習は必要です。例えば野球であれば基本の投球フォームやバッティングフォーム
それらがパフォーマンスに影響する事は間違いありません。
しかし、それらにはある程度限界が来たり最大限の力を発揮できていない可能性もあります。
筋力アップ?
実践的な技術の前に行う事といえば筋力アップ。勿論筋力アップも必要な要素です。
物理的に筋肉の量がパワーを生み出すことは事実です。
パフォーマンスアップには神経系の働きを上げることが重要
技術力や筋力アップに合わせて神経系の働きを上げる事が運動パフォーマンスを上げるためのポイントです。いくら大きなプロレスラーのような筋肉があっても神経系がしっかり働いていないと筋肉は動きません。
いくらプロのようなスイングをイメージできても神経系の働きが悪いと再現できません。
ですからテクニックや筋肉のパワーを上げると同時に神経系の働きを上げていかなければいけません。
どのような方法で神経系の働きを上げるのか?
神経の中枢はどこでしょうか?
それは言わずと知れた「脳」です。
「脳」となると何だか難しそうなイメージになってしまいますが決してそんなことはありません。
脳の仕組みを理解してこそ真のパフォーマンスアップにつながるのです。
アウトプットではなくインプットを調整する
それではパフォーマンス上げるための本題に入っていきましょう。
テクニックを磨いたり筋力を上げるというトレーニングはアウトプットの部分になります。
つまり脳からの命令の部分になります。
例えば「腕がこのポジションを通るように」と言ったトレーニングは意識で調整します。
それは脳からのアウトプットによって行われます。
繰り返しになりますが勿論アウトプットも必要です。
しかし、ここでお伝えしたいのはインプットが狂っていると
正しいアウトプットができなくなっている可能性があるということです。
脳へのインプットとは何でしょう?
ではインプットとはどのようなことを指すのでしょうか?
例えばバッティングの時自分の立っている場所、
風や音、ピッチャーの動き、ボールのスピードなどを瞬時に判断しています。
それらの情報は全て脳へのインプットです。
極端な話、目が全く見えないとまともにボールを打つことはできません。
そこまで極端な話でなくても目の動きが悪くなっているだけでも
パフォーマンスは確実に落ちる事になってしまいます。
スポーツにおいて特に重要なインプットはバランス
競技をする上で特に大切な情報はバランスに関する事と言えるかも知れません。
バランスの重要性は誰もが感じている事と思いますがもう少し詳しく解説していきましょう。
主にバランスを取るのに必要な器官
・視覚バランスを取る上でかなりの情報量を脳に送ります。
視覚の機能が落ちていると確実にバランス能力は落ちます。
片足立ちで目を瞑るとフラつくのはそのせいです。
・前庭覚
耳の中にある三半規管や耳石器の事をまとめて前庭と呼びます。
主に加速や体の傾きを探知します。目を瞑った時や目と共同して働きます。
・体性感覚
固有受容器と呼ばれるセンサーが筋肉や筋膜、関節の組織などに存在しています。
引っ張られたり圧を感じることで今筋肉や関節がどのような状態かを脳に知らせます。
これらの機関に機能低下があるとうまくバランスを取ることができません。
明らかにバランスを崩すようなことがなくても
体に無意識な力が入っている可能性があります。
それによってパフォーマンスは確実に低下すると言っていいでしょう。
氷の上でフルスイングできますか?
もう少しバランスについて詳しく解説しましょう。
視覚や前庭覚、体性感覚などの機能低下があると極端な話、
氷の上に立っているような状態にあります。
氷の上でフルスイングできるでしょうか?
パフォーマンスが落ちるだけでなく余計な力が入っているので
ファイアリングシークェンスといい筋肉の発火する順番が狂ってしまい
怪我や疲労にもつながってしまいます。
いつまで経っても怪我がよくならなかったり、
他の人よりも疲労度が強い人も実はこれらにバランスに関する機関に機能低下があるかも知れません。
バランスといえば体幹トレーニングをすればいいのか?
バランス=体幹トレーニング
これは正解でもあり間違いでもあります。
目的とやり方をしっかり理解していないと余計に神経系の働きを悪くしてしまう可能性があります。
例えば体幹トレーニングで有名なプランク
これもやり方によっては余計な筋肉ばかり使ってしまい
本当にスタビリティ(安定性)を高めるための筋肉が働かなくなってしまう可能性があります。
バランス力を向上させてパフォーマンスを上げる方法
ではどのようにバランス力を上げていくのか?
使えていない電線に電気を通す
神経は電線のようなイメージをしてもらえるとわかりやすいかと思います。電線に電気が通り筋肉が初めて動きます。
体の中には使えていない電線がいっぱいあったり電線同士がつながっていないことがあります。
それらが使えるようになったり共同して働けるようになるとパフォーマンスは劇的に上がります。
バリエーションが必要
脳神経の働きを上げるには刺激が必要です。刺激は「興奮と抑制」があります。
脳に対して多種多様な刺激を入れることが神経系の働きをあげバランス能力を上げることになります。
呼吸を整えることも必要
神経系の働きを上げて行く上で一番初めに取り組むことが呼吸です。呼吸のシステムを整えることで神経系の働きや重心なども変わります。
ここを飛ばして他の取り組みをしても効果を最大化できません。
栄養も必要
栄養は車で例えるとガソリンのようなものです。ガソリンがないといくらいいエンジンを搭載していてもその力を発揮することができません。
パフォーマンスを上げるために栄養の改善も必須と言えるでしょう。
バランス力を簡単にチェックしてみましょう
当整体サロンではどのような取り組みをするのか
- お体の状態を見てどこに機能低下があるか判断していきます
- 施術によってバランスの崩れたところを整えていきます
- 必要なエクササイズや栄養指導を指導し実行していただきます。
上記でお伝えした脳へのインプットの部分を調整します。
スポーツをして行く上でこれらの取り組みは必須になってくると私は考えています。
例えば、子供でも数回取り組みを行なっただけで
今までずっとかけっこでビリだった子が一等賞を取るなんてことはよくおこります。
ただ、この子は「運動が苦手」で済ませてしまうと
その子の可能性を潰してしまうことになるかも知れません。
この神経系の働きをあげバランス力をアップしパフォーマンスをあげるのは老若男女問わず
ゴルフ、野球、テニス、ランニングなど競技も問わずどなたにも必要なことです。
またパフォーマンスアップだけでなく
疲労感や怪我の予防な度にもつながってくることです。
あなたが少しでパフォーマンスを上げて少しでも長く競技を続けたいのであればぜひご相談ください。