お悩み別解説
Case Commentary
2023年12月27日 水曜日
ジャンパー膝
ジャンパー膝は長期間の安静を必要とせずとも治せる。その理由と治療法。
病院で「ジャンパー膝」が治らないあなたへ
このページは「ジャンパー膝」で悩んでいる子どもたちとその親御さんに向けたページです。
お子さんがジャンパー膝になった原因を理解して頂き、辛い膝の痛みをスッキリと解消する方法をお伝えしていきます。
きっと様々な辛く不安な気持ちがあると思います。また、そのようなお子さんをみているご家族も辛く居た堪れない気持ちになりますよね。
でも、諦めなくて大丈夫です。
必ず良くなります。
膝蓋腱炎とも呼ばれ、ジャンプや着地、ダッシュなど膝の曲げ伸ばしを繰り返すことで
膝前面に痛みを生じる疾患のことです。
バレーボール選手の約3割が経験するとも言われています。
このジャンパー膝は膝蓋腱部の炎症なのでレントゲンなどでは異常が分かりません。
MRIでは腱の肥厚が認められるケースがほとんどです。
完全断裂している場合は確実に歩行が困難になります。
それ以外のケースでは何とか動けるため痛みを我慢し続ける方も多いのです。
多い順に
膝蓋骨(膝のお皿)下部から膝蓋腱付着部
膝蓋骨(膝のお皿)上部から大腿四頭筋下部
膝蓋腱から膝蓋腱の付着部にかけて
10〜20代の特に男性に多く、スポーツでジャンプ・着地動作を繰り返す競技者に多い。
(特に10代男子に多い)
膝前面の痛みでよく間違われやすい「オスグッド」があります。
痛みの発生場所が近いためよく間違われやすいですが、ジャンパー膝は膝蓋靱帯部の炎症・靱帯繊維の一部断裂が起きている状態で
膝の変形は見られません。
しかし、オスグッドは軟骨の一部が剥がれて腫れや炎症を起こすため膝の盛り上がりのような変形が見られます。
よく間違われやすいですが、まず治す上ではここの鑑別が重要です。
ジャンパー膝は膝蓋腱部の過度の負荷によるものなので
原則、安静。一時的な競技中止が選択されます。
例えば急激に練習量が増えた時などの一時的な
問題であれば安静にしていれば改善するケースもあるでしょう。
しかし、ほとんどの場合は我慢しながらでも競技を続けているので
組織が変性してしまっていることがほとんどです。
また、膝の組織そのもの以外にも
なぜジャンパー膝になったかを考えなければいけません。
同じ競技をしていても「ジャンパー膝を患う人とそうでない人」がいるのです。
その違いも含めて以下で解説していきましょう。
当サロンが
実際の症例や解剖学・生理学的な見解から見つけ出した根本原因は以下の三つの要因です。
ジャンパー膝になっているお子さんの多くは体全体のバランスが崩れている事が多いです。
体全体といってもお子さんによって個人差があり
「股関節のズレがある」「足関節のズレがある」など様々です。
この身体のズレがありバランスが悪くなっている状態でスポーツを頑張ると
膝への負荷が大きくなることで今の痛みを生み出しています。
しかしこのズレは微妙なもので専門家の私たちが見てもが見ても見落としてしまうようなものも存在します。
その為きちんと鑑別しその部分を整える事が必要です。
ジャンパー膝になるお子さんは小さい頃からスポーツを頑張っていたり、成長期の時期に骨や筋肉にかかる負荷が大きいレベルで頑張られているお子さんが多いです。
それに伴う筋肉の発達や骨の成長があればいいのですが、体の中でどうしても足りない筋肉量の所をかばった動きやクセが入る事で必要以上に膝周りへの負荷がかかることがあります。
この場合負荷のかかっている膝を見るだけでは同じことを繰り返すだけです。
その為、上手く使えていない筋肉の所をきちんと鍛え体本来の動きを覚えさせる必要があります。
これもまた個人差が大きいので鑑別が必要でしょう。
ジャンパー膝の子供たちに共通してよく見られるのが痛みを治すための回復力がそもそも弱っていることです。
人間には本来自己回復力という、自分の持っている免疫力や回復力で病気や怪我を治す力が備わっています。
しかしこの力は自律神経が乱れていたり疲労が溜まっていたりすると機能しなくなります。
治療を受けてもなかなか治りにくいのもこの力が弱っている事も考えられます。
この状態で引き続きスポーツを行うと痛みが一向におさまりません。
子供は特に注意が必要です。
一見元気そうに見える場合でも実は疲労が抜け切っておらず
回復できる状態にないことがほとんどです。
疲労は甘く見てはいけません。
寝れば改善すると思われがちですがある程度の状況になると 少々の休息では改善しなくなってしまいます。
お子さんだからこそ栄養や睡眠の影響は大きく受けます。
実はいいと思っている普段の食事が実はスポーツをしている子供にとって反対に悪く働いていたりする可能性もあるので、
お一人お一人にあった栄養状態・疲労状態を鑑別し生活指導を行っています。
当サロンの治療では以上で述べた体全体の問題を整え
ダメージを受けた組織そのものを施術いたします。
しかしそれは単なる電気治療やアイシング、マッサージといったものではなく、
などを行います。
やっとこのページに辿り着きここまで読んで頂いた方にお伝えしたいのは
ジャンパー膝は適切な施術をするとほとんどの場合、「長期間休まなくても早期に改善できる疾患である!」
ということです。
早期に改善させる為には膝だけではなく根本原因を引き起こしている全体への施術が必要なのです。
私は多くのジャンパー膝で悩まれている子ども達を見てきました。
治療を受けられた多くの子ども達がまた思い切りスポーツができるようになっています。
今まで何をしても治らなかった方も根本原因にアプローチする事できっと良くなるはずです。
これからも思い切りスポーツをする為にも、他の怪我を引き起こさない為にも
諦めずに1日でも早く相談に来ていただくことを強くお勧めします。
病院で「ジャンパー膝」が治らないあなたへ
このページは「ジャンパー膝」で悩んでいる子どもたちとその親御さんに向けたページです。
お子さんがジャンパー膝になった原因を理解して頂き、辛い膝の痛みをスッキリと解消する方法をお伝えしていきます。
膝の前面、膝の皿の下が痛くたまらない
運動後が特に痛む
病院でジャンパー膝と診断されたが競技を休まないといけないと言われた
1日でも早く競技に復帰したい
マッサージやテーピングをしていても治らない
きっと様々な辛く不安な気持ちがあると思います。また、そのようなお子さんをみているご家族も辛く居た堪れない気持ちになりますよね。
でも、諦めなくて大丈夫です。
必ず良くなります。
Contents
ジャンパー膝とは
膝蓋腱炎とも呼ばれ、ジャンプや着地、ダッシュなど膝の曲げ伸ばしを繰り返すことで
膝前面に痛みを生じる疾患のことです。
バレーボール選手の約3割が経験するとも言われています。
このジャンパー膝は膝蓋腱部の炎症なのでレントゲンなどでは異常が分かりません。
MRIでは腱の肥厚が認められるケースがほとんどです。
完全断裂している場合は確実に歩行が困難になります。
それ以外のケースでは何とか動けるため痛みを我慢し続ける方も多いのです。
痛みが出る部位
多い順に
膝蓋骨(膝のお皿)下部から膝蓋腱付着部
膝蓋骨(膝のお皿)上部から大腿四頭筋下部
膝蓋腱から膝蓋腱の付着部にかけて
ジャンパー膝好発年齢・性別
10〜20代の特に男性に多く、スポーツでジャンプ・着地動作を繰り返す競技者に多い。
(特に10代男子に多い)
ジャンパー膝と間違われやすいもの
膝前面の痛みでよく間違われやすい「オスグッド」があります。
痛みの発生場所が近いためよく間違われやすいですが、ジャンパー膝は膝蓋靱帯部の炎症・靱帯繊維の一部断裂が起きている状態で
膝の変形は見られません。
しかし、オスグッドは軟骨の一部が剥がれて腫れや炎症を起こすため膝の盛り上がりのような変形が見られます。
よく間違われやすいですが、まず治す上ではここの鑑別が重要です。
ジャンパー膝の一般的な治療
安静
マッサージ
大腿四頭筋のストレッチ
アイシング
電気治療
手術(完全断裂時のみ)
これらの治療の課題
ジャンパー膝は膝蓋腱部の過度の負荷によるものなので
原則、安静。一時的な競技中止が選択されます。
例えば急激に練習量が増えた時などの一時的な
問題であれば安静にしていれば改善するケースもあるでしょう。
しかし、ほとんどの場合は我慢しながらでも競技を続けているので
組織が変性してしまっていることがほとんどです。
また、膝の組織そのもの以外にも
なぜジャンパー膝になったかを考えなければいけません。
同じ競技をしていても「ジャンパー膝を患う人とそうでない人」がいるのです。
その違いも含めて以下で解説していきましょう。
ジャンパー膝の原因と当サロンの治療
当サロンが
実際の症例や解剖学・生理学的な見解から見つけ出した根本原因は以下の三つの要因です。
体全体のバランス
身体の使い方が上手く使えていない
自律神経のエラーと過度の疲労
体全体のバランス
ジャンパー膝になっているお子さんの多くは体全体のバランスが崩れている事が多いです。
体全体といってもお子さんによって個人差があり
「股関節のズレがある」「足関節のズレがある」など様々です。
この身体のズレがありバランスが悪くなっている状態でスポーツを頑張ると
膝への負荷が大きくなることで今の痛みを生み出しています。
しかしこのズレは微妙なもので専門家の私たちが見てもが見ても見落としてしまうようなものも存在します。
その為きちんと鑑別しその部分を整える事が必要です。
身体を上手く使えていない
ジャンパー膝になるお子さんは小さい頃からスポーツを頑張っていたり、成長期の時期に骨や筋肉にかかる負荷が大きいレベルで頑張られているお子さんが多いです。
それに伴う筋肉の発達や骨の成長があればいいのですが、体の中でどうしても足りない筋肉量の所をかばった動きやクセが入る事で必要以上に膝周りへの負荷がかかることがあります。
この場合負荷のかかっている膝を見るだけでは同じことを繰り返すだけです。
その為、上手く使えていない筋肉の所をきちんと鍛え体本来の動きを覚えさせる必要があります。
これもまた個人差が大きいので鑑別が必要でしょう。
自律神経のエラーと過度の疲労
ジャンパー膝の子供たちに共通してよく見られるのが痛みを治すための回復力がそもそも弱っていることです。
人間には本来自己回復力という、自分の持っている免疫力や回復力で病気や怪我を治す力が備わっています。
しかしこの力は自律神経が乱れていたり疲労が溜まっていたりすると機能しなくなります。
治療を受けてもなかなか治りにくいのもこの力が弱っている事も考えられます。
この状態で引き続きスポーツを行うと痛みが一向におさまりません。
子供は特に注意が必要です。
一見元気そうに見える場合でも実は疲労が抜け切っておらず
回復できる状態にないことがほとんどです。
疲労は甘く見てはいけません。
寝れば改善すると思われがちですがある程度の状況になると 少々の休息では改善しなくなってしまいます。
お子さんだからこそ栄養や睡眠の影響は大きく受けます。
実はいいと思っている普段の食事が実はスポーツをしている子供にとって反対に悪く働いていたりする可能性もあるので、
お一人お一人にあった栄養状態・疲労状態を鑑別し生活指導を行っています。
当サロンの治療では以上で述べた体全体の問題を整え
ダメージを受けた組織そのものを施術いたします。
しかしそれは単なる電気治療やアイシング、マッサージといったものではなく、
膝関節の本来の動きをしっかりと出す事
細かい組織を丁寧に整える事
神経の調整
などを行います。
ジャンパー膝で悩まれている方へメッセージ
やっとこのページに辿り着きここまで読んで頂いた方にお伝えしたいのは
ジャンパー膝は適切な施術をするとほとんどの場合、「長期間休まなくても早期に改善できる疾患である!」
ということです。
早期に改善させる為には膝だけではなく根本原因を引き起こしている全体への施術が必要なのです。
私は多くのジャンパー膝で悩まれている子ども達を見てきました。
治療を受けられた多くの子ども達がまた思い切りスポーツができるようになっています。
今まで何をしても治らなかった方も根本原因にアプローチする事できっと良くなるはずです。
これからも思い切りスポーツをする為にも、他の怪我を引き起こさない為にも
諦めずに1日でも早く相談に来ていただくことを強くお勧めします。