チック症
このままお子さんのチックがおさまらなかったら…
と不安に思われてるあなたへ
目のパチパチが増えてきた
声を出すようになってきた
イライラしだした
このページはお子さんのチックで悩まれている方に
チックについて正しく理解していただき実際に改善した例を基に
改善の方法をお伝えするためのものです。
チックは改善しないのか?このままひどくなっていくのか?
不安に思われているかもしれません。
でも、希望は捨てないでください。
少なからず私のところにくる子供たちは96%以上の子が症状の消失もしくは軽減しています。
Contents
チックとは?
そもそもチックとはなんなのでしょうか?
”チック症(チックしょう)、チック障害とは、
チック(突発的で、不規則な、体の一部の速い動きや発声を繰返す状態が一定期間継続する障害。”
とwikipedeiaには紹介されています。
一般的によく知られるのが目をパチパチしたり口を動かしたり咳払いをするようなことです。
一過性チック、慢性チック、運動性チック、トゥレット障害などに分類されます。
当院でよく見られるチックの症状
瞬き、鼻をならす、喉をならす、口を動かす、首を振る
肩を動かす、匂う、壁などを触る、陰部を触る、色んな方向を見る
大きな声で叫ぶ などです
チックの原因は?
一般的にチックの原因は不明とされていますが以下のようなことが原因と言われています。
- ストレス
- 疲労
- 遺伝的要因
確かにストレスや疲労というのはキーポイントになりますが私は引き金の一つと考えます。
それ以前の問題を改善しなければストレスや疲労を緩和しても症状が一時的におさまるに過ぎません。
遺伝的要因については確かに家族内で症状が出ることはよく見受けられます。兄妹や親子間で見られます。
しかし、これもはっきりと遺伝的要因が示されているわけではありませんが
気質が似ているということが関わっているのではないかと私は考えています。
チックの治療法は?
・一般的な治療
- 様子を見る
- 投薬
様子を見て自然に症状がなくなっていくのを待ちましょう。
不安などが強い場合は気持ちを落ち着かせる薬を飲んでみましょう というのが一般的です。
あなたのお子さんはもうこれらを試しているかもしれません。
しかし今一つ改善していないのは本当の原因に気付いてあげていないからかもしれません。
チックの悩みから解放された子たちの感想をご覧ください
チックの本当の原因
ここからは私の経験上のお話になってしまうことをご理解ください。
私はチックの原因は
- 自律神経の問題
- 発達の問題
大きな括りではこの2つを考えています。
よくチックは親子関係だ!
なんて言われますが、確かに重要な要素ではありますが決して親子関係だけが原因ではありません。
自律神経の問題
自律神経とは体をコントロールしている神経。ストレッサーによって自律神経は一定を保とうと頑張ります。
それが頑張りすぎてる時や消耗してしまうと様々な症状を引き起こします。
友達との関係や親子関係、兄弟関係などの人間関係はもちろん天候なども全てストレッサーになります。
ただそのストレスの感じ方その子次第ということを忘れてはいけません。
他の人から見たら「これぐらいで・・・」と思われるかも知れませんが
その子からすると大きなストレスになっているかも知れません。
そして、普段からどれぐらいストレスが蓄積されていて発散されているかが重要になってきます。
長男や長女、繊細で優しい子に多く見られるのは感情の処理がうまくいっていないとも考えられます。
発達の問題
最近では発達障害の兆候がある子にもチックの症状が多いという研究発表がされています。私は発達障害という括りではなく運動発達との関係性を見つけました。
ある時期での運動発達が少しできていない事で体が反射的に動いてしまうのです。
また運動発達(動き)と気持ちの(心)の関係性も重要で
乳児期から青年期ぐらいまでは特にこの体の発達と心の発達がリンクすると私は考えています。
ですから、発達障害同行というのではなくその子の体を100%発達させてあげることが重要です。
また栄養の過剰や不足によっても心の乱れや体の反応は起こります。
ストレスや疲労は引き金に過ぎない?
上記したようにストレスや疲労などを強く感じた時に症状が出現する子が多いです。
しかし、ストレスや疲労は引き金に過ぎず弱った時に体の色んな問題が浮き上がってきます。
その浮き上がってくる根幹から解決していくことが必要です。
では当院ではチックに対してどのようなアプローチをしていくのか?
自律神経を整える施術と発達のなど体の運動機能のチェックをしその両方からアプローチしていきます。
整体自体は非常に優しい刺激で子寝てしまう子供もいるぐらいです。
運動発達はボールを使った遊びやその子にあった取り組みをお伝えします。
そして重要なのが
「おうちでのケア」
おうちでのケアの方法をお伝えするのでそれを必ず実施してください。
「忙しい」「タイミングがない」などと言っておうちでのケアにご協力いただけない方の施術は引き受けられません。
難しいものではなく5〜10分で終わるものです。
どれぐらいで改善するのか?
これは根の深さやその子によって個人差がありますが
魔法のように1回で全てが改善したり捻挫などの
怪我みたいにある程度の目処が立つものではありません。
2〜3回で症状が消失もしくは軽減する子が40%ぐらい
6ヶ月ぐらいかけて消失もしくは軽減していく子が40%ぐらい
それ以上の子が20%ぐらい
と言った感じです。
何かの魔法を使ったりと言ったものではなくその子のメッセージを受け取りながら施術していきます。
もう「この子なら大丈夫」と言えるレベルまで見届けてあげる必要があります。
お子さんの小さな変化に気づいてください
アプローチをすると人間は良くも悪くもどんな刺激に対しても何かしらの反応をします。
いきなりチックの症状が変化しなくとも
- 体が柔らかくなった(毎日触っていないとわかりません)
- よく寝るようになった
- イライラしなくなった
- 字が綺麗になった
- よく食べるようになった
- 食べ過ぎがおさまった
- 足が速くなった
このような変化に気づいてあげてください。
つまりお子さんにしっかり意識が向いていないと気づけません。
逆に考えると悪くなっていく時にはこの逆の事が起こります。
チックが出る前に体が硬くなっていたり眠りが浅くなっていたりするのです。
親子関係や外部要因は変えられません
悩みを改善していく上で親子関係というのは非常に重要です。
「子供のチックが出ると私がイライラする」
「私が恥ずかしい」
そんなことを言われている方はお子さんがかわいそうですが施術を引き受けられません。
それでは必ずと言っていいほど良くなりません。
また夫婦関係が悪い
子供に汚い言葉を浴びせる
このような方も難しいとお考えください。
親子関係の改善のための方法や考え方をお伝えすることは可能ですが
親子関係(親御さんの意識そのもの)やその子の置かれた環境自体を変えてあげることはできません。
子供は環境と習慣によって発達発育していきます。
自然消失でいいのか?
チックは一年ぐらいで消失していくものが多いと言われます。
確かにその間に子供が体も心も発達し消失していくパターンもあるでしょう。
ただ、なんとなく消えてしまった場合何も変わらないまま時が過ぎただけです。
ほとんどの場合再発しています。
どういう時に症状が出て、どういう時にどういうアプローチをしてあげればいいかというのを理解しておく事が必要です。
私は薬などで決して解決するものではないと考えています。
子供自身も潜在的に自分は病気ではないと感じています。
ただただ症状に蓋をすることになり根本的な解決にはいたらいと思います。
お子さんのチックでお悩みの方にメッセージ
チックはお子さんからの気づいてね!のメッセージだと思ってください。
そのメッセージに気づいてあげてお子さんと親御さんの意識の方向性があったっときチックは消えていきます。
アプローチは可能な限り早いほうがいいと考えます。
段々と大きくなってくるとお互いに照れが出て親子の関わりを持ちにくくなります。
その表現がチックではなく「暴力」に変わることもあります。
そうなる前になんとかしてあげたいですね。
遠方から御来院の方へ
遠方からお越しの方もたくさんおられます。
高頻度で通院できない事情も理解しています。
可能な限りご自宅でできる方法をお伝えしますが
その子の特性が掴めるまでは週に1回〜2週間に1回程度は通院していただく事をお勧めしています。