2019年7月12日 金曜日
【症例】中学生の時からあった側弯症が産後に悪化した事でお悩みだった方の解消例
中学生の時に側弯症と診断された。その後、常に背中に違和感や痛みを生じていたが我慢できない程度では無かったのでそのまま放置していた。それが、産後になって育児がスタートすると、育児や日常生活にも影響が出るくらいの痛みを生じた。歪み=悪ではないなで、すべての歪みを矯正する必要性はありません。要はバランスがとれていれば問題ないと考えられます。今回のケースはそのバランスを整えた事で症状の解消に繋がったケースです。
利用者
30代女性 豊中市在住主症状
背中の痛みその他の症状
特に無し過去に受けていた施術
特に無し主な施術ポイント
骨格矯正
筋バランス施術の経過と内容
1回目
問診を行なうと背中がいつもバキバキ感がありしんどいとの事。
中学生の頃に側弯症と診断され、常に背中に違和感を感じていたが
産後に更にそれが悪化したとの事。
検査を行なうと、脊柱や骨盤の捻じれが顕著。胸椎は右に弯曲している。
捻じれを矯正する施術を行なう。
特に上半身の筋バランスが悪かったので、整える為のトレーニング指導実施 2回目
6日後来院
前回施術後、次の日までは楽だったが徐々に元に戻ってきた。
骨盤の捻じれは良好も、脊柱の歪みは変わらず。
施術は前回と同内容で実施。
骨盤底筋の入れ方指導実施 3回目
8日後来院
背中の痛みの頻度が軽減。
授乳時にたまに痛む程度へ。
施術は前回までと同内容で実施。
骨盤底筋チェック→全体的に出力が弱く、左右のバランスが悪い→再指導
トレーニングはあまり実施出来ていないとの事。 4回目
1週間後来院
背中の痛みの頻度は大幅に軽減。
全体的に筋バランスも整ってきた印象。
脊柱の歪みは改善していないが、症状は落ち着いてきたため
無理に矯正を掛けようとせず、現状をキープする事にする。 5回目
1週間後来院
背中の痛みほぼ消失。
授乳とかでしんどくなったとしても直ぐに消失するレベルへ。
骨盤底筋チェック→良好→更に骨盤底筋や腹筋群等を強化する為のトレーニング指導実施。 6回目~
その後、背中の痛みは完全に消失。
現在は、たまに無理な体勢を取ると腰の痛みを生じる事があり
腰に対する調整をかけて、通院間隔を空けて経過観察を行いつつ、
メンテナンスを中心にして育児疲労による症状に対してのケアを行っている。考察
今回の症例は産後からの背中の痛みであった。 この患者さんは中学生の頃に側弯症と診断された。
それ以降、常に背中の痛みや違和感はある状態であった。
しかし、我慢できない程では無かったので特に治療をすることなく今まで放置して来た。 今回、出産を行ない育児生活がスタートすると背中の痛みが非常に強くなった為来院された。 初回に検査を行なうと、触診で直ぐに解る位の弯曲があった。
それにより、上半身の筋バランスが非常に悪くなっていて、
身体は常に捻じれているような状態であり、
それらが原因となって痛みを生じているのだと仮説を立てた。 最初はこの側弯症の歪み改善に向けて調整をかけていく施術を行っていたが、
調整をかけても中々反応が出ない状態であった。 しかしながら、骨盤を含め全身の骨格調整を行ない筋肉が力を発揮しやすい環境を作ってあげて、
弱っている筋肉を強化し負担が掛かりすぎてる部分を緩めてあげて、
身体全体のバランスを整えていくと背中の痛みは軽減していった。 「歪み」と聞くと非常に悪いイメージに聞こえると思います。
しかしながら、歪みがあったとしても無理に理想と言われる姿勢に持っていくと、
今までバランスが取れていたのに逆にバランスが崩れてしまい、悪化する事がある。 そこで、側弯症自体はそのままにして側彎があったとしても身体に負担の掛からないような
筋バランスや身体の使い方を指導すれば良いと判断し、
途中から症状が落ちついてきた時の身体の状態を維持する事を目的とした。 勿論、今回の側弯症の方のケースではバランスを整えて症状消失に向かったが、
それでは、症状が抑えきれないケースもあるであろう。
なので、先ずはお医者さんに診て貰って至急対策が必要なレベルなのか、
経過観察で大丈夫なレベルなのかを判断して貰う必要性があります。 経過観察で大丈夫なレベルであると診断された方であっても、
その微妙な歪みが身体にストレスを与え、色々な症状を与えたりします。
なので、側弯症が影響してると考えられる痛みや違和感でお悩みの方は
一度専門の院で診て貰ってみて下さいね。 ※個人の例です。全ての方に効果を保証するものではありません。関連記事タグ : 背中の痛み【症例】