2018年9月15日 土曜日
【症例】1ヶ月前からの不眠
今回の症例は、1ヶ月前からの不眠症にお悩みの方のケースである。不眠症にも色々なパターンがあるが今回は入眠障害のケースであった。この1ヶ月ほぼ寝る事が出来ておらず薬を飲んでも一向に変わらないので来院された。そんな方が、しっかりと毎日寝れるようになるまでの過程をご説明します。
利用者
50代女性 箕面市在住主症状
不眠その他の症状
特に無し過去に受けていた施術
整体主な施術ポイント
自律神経を整える施術の経過と内容
1回目
問診を行なうと、1か月前から寝つきが非常に悪く
布団に入っても全く寝れず、そのまま朝を迎えてしまうとの事だった。
体全体をチェックすると、胸椎の硬さや背中の筋緊張が強い。
また、仙骨の自動運動が無い。
性格的に色々な事を考えてしまって、よく不安になってしまうとの事。
胸椎の可動性をだし、背中の筋緊張をリリースし、仙骨の自動運動を出す施術を行なう。 2回目
2日後来院
前回施術日は久しぶりに5~6時間寝れた。
しかし、その次の日は全く寝れなかった。
施術は前回同様で、関節の可動性を出し、筋緊張を緩和し、仙骨の自動運動を出すような施術を行なう。
寝る為に必要な考え方や、準備について説明。 3回目
1週間後来院
前回後から、1~2時間程度寝れる状態になった。
施術は、前回までと同様の内容で行なう。 4回目
1週間後来院
前回後から、5時間程度寝れる状態になった。
娘の引っ越し作業を手伝っていたら、肩と下半身の緊張が強くなった。
肩と下半身の筋緊張緩和と前回までと同様の施術を行なう。 5回目~
2週間後来院
前回後から、6~7時間程度寝れる状態になった。
以前の寝れている時と同じ状態になった。
関節の可動性、筋緊張、仙骨の自動運動共に正常範囲内に改善。
念の為に、間隔を空けてもう少し経過観察を行う事を提案。
現在は、症状再発しないようにメンテナンスを行っている。考察
今回の症例は、不眠症状であった。
不眠と言っても色々な不眠があるが、今回の患者さんは入眠障害であった。
また、不眠の原因も色々と考えられるが、身体的原因と精神的原因が主原因で自律神経が乱れて不眠に陥ったと推測される。
初診時に問診・検査を行なった時に、性格的に物事を色々と深く考え、かつ悪い方に悪い方に考えてしまうとの事だった。
そして、胸椎の可動性が悪く、背中の筋緊張が強く、仙骨の自動運動が少なかった。
そこで、身体的原因となりうる関節の可動性の悪さを改善し、筋緊張を除去し、仙骨の自動運動を出す施術を行ない、
精神的原因となりうる、寝る前に色々と考えてしまったりする癖を、睡眠に支障が出ないような考え方へ改善、
出来る範囲内で簡単にできる生活習慣の改善指導を行った。
そうする事で、こちらが予測していたよりも早く入眠障害の改善に至った。
今回早く改善に至った要因としては、
身体的原因を除去し、こちらが指導した生活習慣や考え方について理解して、すんなりと受けれ入れる事が出来たため、
自律神経が整い入眠障害が解消されたと思われる。
過去の自分の経験値で改善しようとして改善されない場合は、今までと違う方法を取りいれる必要性がある。
その際に、自分の価値観に無かったものを受け入れる必要性があるのだが、この受け入れるという所が中々難しい部分ではあります。
睡眠は、自律神経が乱れ興奮状態に陥れば寝れなくなる。
その為、自律神経を乱れさせている原因を探し、そこにアプローチを掛ければ入眠障害の改善に向かうという事を学んだ症例であった。 ※個人の例です。全ての方に効果を保証するものではありません。関連記事タグ : 不眠【症例】