2020年6月29日 月曜日
【症例】重たい物を運んだ際に出現した腰痛は胸郭が問題
今回のケースは4〜5年前に腰に痛みが出たのがはじまりでした。来られたきっかけは仕事で重たいものを運んだ時に腰に痛みが出現。施術で胸郭本来の可動性を出すことで腰とのバランスが良くなったこと、呼吸、自律神経系への介入で回復しやすい環境を作ったことで痛みが軽減していった症例です。

利用者
男性 20代 池田市在住
主症状
腰痛
その他の症状
特になし
過去に受けていた施術
特になし
主な施術ポイント
胸郭へのアプローチ
施術の経過と内容
1回目
重心(前後、左右)の調整。
腰から股関節に付着する筋肉へのアプローチ。
脊柱の動きを出すようにアプローチ。
2回目
1週間後
痛みは楽になったが、まだ怖さが残るとのこと。
前回と同じ施術方針で進める。
自律神経と関係のある呼吸法を指導。
3回目
3週間後
期間が空いたことでピキッと痛みが走るようになったとのこと。
再度検査を行い、
前回までの重心の調整、アームライン(腕)、胸郭の調整、臀筋群を緩めるようにアプローチ。
4回目
1週間後
かなり楽になったとのこと。
前回と同じ施術方針で進める。
5回目
1週間後
少し不安がある時もあったが、それも一瞬だった。
前回までと同じ施術方針で進める。
6回目
3週間後
ずっと気にせず動かせているとのこと。
前回までと同じ施術方針に加え、目をメインに感覚器への介入を追加。
7回目
1カ月後
問題なく過ごせているとのこと。
前回までと同じ施術方針で進める。
今後はさらに期間をあけても大丈夫かを経過を見てメンテナンスをしていく方針。
考察
今回のケースは4〜5年前に腰に痛みが出たのがはじまりでした。
問診で聞いていくと
今回の腰の痛みは休みがあまり取れておらず、その疲労がかなり溜まっていたこと。
きっかけは仕事で重たいものを運んだ時に痛みが出現。
腰を反る動作では「ピキッ」と痛く、痛みが強くならないか怖さがあり固めている様子。
身体を診ていくと
重心崩れがあり、特に仰け反り姿勢が強い。
2回目に来られた際、再度検査を行うと
胸郭部分の固さが目立ち、本来可動域がないといけない部分が固まっていることで腰に負担がかかったと考えました。
胸郭のアプローチ、自律神経系と関係のある呼吸との関係を整えることで良くなり、まだ不安定だったため、その後期間をあけると痛みは出ましたが、1週間に1回を数回行ったことで安定し、痛みが解消されたと考えます。
(個人の例です。全ての方に効果を保証するものではありません。)
大阪・北摂・箕面 整体院・整骨院 岩永朋之整体サロン
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