2018年10月26日 金曜日
【症例】大好きなチェロが苦痛になる腰痛
今回の症例は、腰の痛みである。ある朝、顔を洗おうとしたら腰にが痛みが生じた。それ以降、趣味で行っているチェロが座っていると腰が痛くなるので集中出来ずに出来なくなってしまった。原因を探り、その部分のケアを実施した事によって発表会に向けての練習も集中してでき、発表会にも出場する事が出来た経緯を説明しますね。
利用者
60代女性 箕面市在住主症状
腰痛その他の症状
特に無し過去に受けていた施術
整体主な施術ポイント
脊柱の可動性施術の経過と内容
1回目
検査を行っていくと、脊柱の硬さが非常に目立つ。
内臓は肝臓と胃に反応が出ている。
座ったとき、上半身を真っ直ぐにしていれば立ち上がれるが前に屈むと腰が痛い。
脊柱の可動性を出す施術と、内臓調整を行なう。 2回目
翌日来院
ペインスケール:10→6
脊柱の硬さは残存。
前回同様の施術を行なう。 3回目
6日後来院
ペインスケール:6→4
脊柱の硬さ残存。
施術は前回同様で行なう。
骨盤の安定性を高めるために、骨盤底筋の入れ方指導。
脊柱の可動性を出すためのセルフケアを指導。 4回目
1週間後来院
前回後、4日間は痛みがほぼ無かった。
しかし、5日後から長時間座る事が多かった為
座位から立ち上がる時に腰に痛みを生じた。
施術内容は今まで同様で実施。 5回目
1週間後来院
長時間座っていたり、深い椅子に座ると腰の痛み生じやすい。
骨盤底筋チェック→良好→更に骨盤の安定性を高めるトレーニング指導実施。
腰背部へのストレス解消の為のリラクゼーション法指導。
脊柱の施術を中心に行なう。 7回目
ペインスケール:0
趣味のチェロをしていても腰の痛みが出ないようになった。
その分、右肩~右前腕が疲れを感じる。
頸椎・胸椎の可動性が悪く、肩周り~前腕にかけての緊張が強い。
上記の部位の可動性を出し、筋緊張をリリースする。 8回目~13回目
その後、腰痛は収まっていたがチェロの発表会の為に練習を長時間、高頻度で実施すると腰に少し痛みを生じた。
しかしながら、発表会が終わるとその後は痛み生じず。
腰や骨盤への負担を掛けないような座り方の指導。
その後、仕事でパソコン作業が多い為肩の凝りを感じやすいとの事で肩の治療を中心に行なった。
腰と肩の痛みが両方ともに消失した為、一旦終了とした。考察
今回の症例は腰の痛みにより、朝に顔を洗う事が出来なくなったり、趣味のチェロが出来なくなったケースであった。
この患者さんは痛みが生じだした1か月前に、ストレスが非常に溜まる事があった。
そこから、起床して顔を洗おうとすると腰が痛くて洗えなかったり、
椅子に座って立ち上がろうとすると痛くて立ち上がれず、台を使って腕で無理やり起こしていた。
また、起き上がった後もしばらく腰の痛みがあり、歩きにくかった。
初回検査時の内臓反応は、痛みによるものやストレスによる反応であったと思われる。
また脊柱の可動性が非常に悪く、それが腰の痛みを生じていた原因であったと考えられた。
本来脊柱は腰を曲げたり反らしたり捻ったりする際に、背骨の一個一個が各方向に動く構造になっているが、、
その脊柱の可動性が低い為に関節がロックされ無理に動かそうとした事で痛みが生じていた。
この脊柱の可動性低下は、長時間座っていたりする時にもなる為、今現在痛みが無い方でも
15分以上の同じ姿勢避けて頂きたい。それがどうしても無理だという方でも30分以上の同じ姿勢は脊柱や骨盤に負担を掛けるので注意して姿勢を変えるように取り組んでくださいね。 ※個人の例です。全ての方に効果を保証するものではありません。関連記事タグ : 腰痛【症例】