2015年12月24日 木曜日
手の痺れ(シビレ)の原因が足の指ってどういうこと??
手のシビレの原因が足の指だったってどういうこと?手のシビレ、痛み、だるさでお悩みだった50代の女性の症例です。原因を探っていくと実は首や腕に問題があるのではなく足の指にありました。
【症状】
数ヶ月前から続く腕の重痛さ、手先のシビレ
整形外科に通うも骨には異常なし筋トレをしてくださいと言われ、自宅でストレッチやトレーニングをしていたが改善せず来院。
【問診・検査】検査により胸の筋肉で圧迫を受けていることがわかりました。そしてかなりの疲労が蓄積している様子。
お話を聞いてみるとお母様の介護などでかなりの疲労があるとのことでした。
【考察】・疲労により血液の循環が内臓や脳に集まってしまったこと。(人間は生命維持のため筋肉や骨よりもまず内臓や脳への血液循環を優先させます。・筋肉の疲労が進み筋肉の状態が悪くなったこと。・歪みが生じ胸郭出口(鎖骨の周辺で神経や血管が多く通る部分)が狭くなったこと。
などが原因と考えられたためそれらを改善させるアプローチ
4診目にて9割方症状が改善していたが、薬指と小指の痺れがやや残存する状況
そこで、再び全身の検査をしていくと足の親指の根元の方のショパール関節と呼ばれる関節が歪んでしまっていました。
ご本人に聞くと、そういえば最近足の親指が痛いとのこと。
そこを正しい位置に戻しシビレをチェックしていただくと
「先生!全くありません!」
1週間後のチェックでもシビレ、痛みは綺麗に消えておりました。
このように、手のシビレでも首や肩だけの問題ではなく足の歪み、疲労が原因になっていることもあります。
もし、あなたの腕のシビレがなかなか改善していなければ本当の原因を見つけられていないだけかもしれませんね!?