2020年6月5日 金曜日
【症例】2年前に転職してから背中の痛みが続いていてお悩みだった方の解消例
2年前に転職をしてから右の背中が痛みだした。そこから、常に背中の痛みと違和感を生じている状態が今日に至るまで続いていた。首肩も辛い状態が続いていて、流石に我慢の限界がきて来院された。そんな方が背中のしんどさを気にせず、仕事に集中して取り組めるように至るまでの回復の道のりを解説していきますね。

利用者
40代女性 箕面市在住
主症状
背中の痛み
首肩のこり感
頭痛その他の症状
特に無し
過去に受けていた施術
特に無し
主な施術ポイント
内臓疲労
脊柱の可動性
施術の経過と内容
1回目
問診を行なうと、
2年前に転職をしてから、
右背中の痛みが生じだした。
それから、常に背中に痛みと違和感を生じている状態が続く。
首や肩もしんどく、朝起きてもスッキリせず。
毎日しんどい状態が2年ほど続いていた。
検査を行なうと、
鎖骨や肩甲骨の位置の違いなど歪みが生じていた。
右肋骨の硬さが顕著。
まずは、頸椎、胸椎、肋骨と関節部位の調整を行なう。
肋骨の可動性をだすセルフケアを指導。
2回目
3日後来院
著変なし。
右肋骨、頸椎、胸椎の可動性は出ている。
骨格で反応が出なかったので、
内臓調整をかけると、
腸や腎臓、肝臓に反応が出たので同部位の調整をかける。
自律神経系の乱れがあると判断し、
神経系へのアプローチの手技も行なう。
3回目
4日後来院
右背中の痛みは消失した。
だが、違和感は残っている。
首肩のこり感は残存。
2回目同様で、内臓調整と自律神経系へのアプローチを行なう。
4回目
1週間後来院
右背中の痛みはこちらが聞くまで、忘れていた模様。
但し、右背中に過去に何かがあったんだろうなという痕跡が残っているとの事。
首肩のこり感は残存も、頻度、痛みの質共に軽減傾向。
施術は前回までと同内容で行なう。
5~6回目
右背中の痕跡は消失。
首肩のこり感は時々感じる程度へ。
脊柱全体の硬さがある為、脊柱の可動性を出すためのセルフケアを指導。
7回目
右背中の痛み&違和感消失。
首肩のこり感も消失。
先日、プチぎっくり腰になったとの事。
それから、体が歪んでいる感じと動かしにくさが残っているとの事。
状態確認をして、調整を行なうと歪みと動かしにくさは消失。
5回目以降は通院間隔を空けて、メンテナンスを行い、
経過観察を行っていたが、症状の再発が無かった為、
今回にて一旦終了とした。
考察
今回の症例は、2年前からの背中の痛みと、首肩のこり感にお悩みの方のケースでした。
2年前に転職をしてから、
右背中が常に痛く、首肩も常にこり感を生じている状態でした。
その為、スッキリ感が得られず、
寝て、朝起きても疲労がとれておらず、
毎日、疲労感を抱えた状態で一日のスタートをきっていました。
転職してから、
仕事量が増えていたので、
仕方がないものと我慢していたが、
さすがに我慢の限界にきたので、来院されたとの事でした。
右背中の痛みに関しては、
内臓が関連していたと考えられました。
初回は、骨格や筋肉へのアプローチを行ないました。
しかし、2回目の反応が良くありませんでした。
そこで、内臓の状態をチェックすると、
肝臓、腎臓、腸で反応がありました。
その中でも、
位置的な関係からいっても、
肝臓の影響が大きかったのではないかと思われます。
肝臓は疲労除去に関わります。
その部位が、100%の状態で働く事が出来ない状態に陥り、
痛みや、スッキリ感が得られない原因になっていたと考えられます。
首肩に関しては、
脊柱の可動性の悪さが原因でした。
脊柱の可動性が非常に悪く、
周囲の筋肉に過度の緊張を与えていたと考えられました。
内臓は全身に栄養を送ったり、
不要な物を回収して排出する働きがあります。
内臓のその機能が低下するという事は、
体の循環が低下してしまいます。
循環が低下しているという事は、
血液が巡っていない、水分が巡っていない、リンパが巡っていないという事です。
そうなると、体は栄養不足に陥り、痛みやダルさなどが生じます。
肩や腰が痛いとなった時、
どうしても、その部分に原因があると考えてしまいますが、
原因はその痛い部位には無い事が多いです。
だから、
痛い部分を一生懸命マッサージしても、
一時的には気持ちよくて、楽になりますが、
時間が経つと直ぐに元に戻ってしまいます。
無理をして、一時的に負担が掛かって、肩首や、背中、腰が痛いというのは、
筋肉に負担が掛かっていて、一時的な症状である可能性が高いですが、
何日も続くような痛みは、単純な筋肉疲労ではありません。
今回のケースのように、2年も我慢せずに早期に専門の機関にてチェックしてもらって下さいね。
※個人の例です。全ての方に効果を保証するものではありません。
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