2020年11月20日 金曜日
【症例】産後の体型を元に戻して仕事復帰したいとお悩みの症例
今回5人目のお子さんを出産された、パワフルお母さんが産後の体型を元に戻して体力をつけて、仕事に復帰したいということでご来院されました。お話を聞いていると、ご自身はじっとしてるのが昔から苦手で産後数日で動き回っていた為周囲の家族にもう少し安静にしておいた方が良いんじゃない?と心配されていたそうです。そんな方が、無事に仕事復帰に至った道のりを解説していきます。
利用者
30代女性 豊中市在住主症状
体型を戻したいその他の症状
肩こり
背部痛過去に受けていた施術
特に無し主な施術ポイント
骨格調整
より強く、美しくする!施術の経過と内容
1回目
問診を行なうと、
肩こりや背部痛は時々感じることはあるが、
産後の痛みなどはあまり感じていないとのこと
どちらかというと、今後の為のケアをしたい
下腹がぽっこりしているのと、
お尻がのっぺりしているのが気になるので
そこを良い状態に戻したいとのこと
お腹は、へそ下に腹直筋離開があり1横指ほどの溝がある
骨盤の歪み+、猫背傾向、肩から背中にかけての筋緊張は強い
施術としては、筋緊張部位をリリース、骨盤の歪み矯正、骨盤底筋の入れ方指導
日常生活で肩や背中、骨盤の歪みが生じないような座り方を指導 2回目
2日後来院
骨盤の歪み残存。
脚長差があり、そこから歪みが生じていると考えられた
脚長差の矯正を行ない、骨盤矯正を再度行なう
骨盤底筋チェック→良好→更に骨盤底筋を強化するトレーニング指導実施
筋緊張部位のリリースを引き続き行う 3回目
1週間後来院
骨盤の歪みや脚長差は出ていない
へそ下の腹直筋離開は0.5横指程へ変化
肩から背部の調整を行なう
脇周辺の緊張が強いため、同部位のストレッチ指導実施
骨盤底筋だけでなく、下肢を連動させたトレーニング指導実施 4~6回目
肩こりや背部痛は自覚はあまり無いレベルへ変化
他覚的にはまだ、筋緊張や関節の可動性が悪い部分が残る
良い状態になるように引き続き調整を行なう
へそ下の腹直筋離開に関しては溝が消えて解消される
体の後面の筋肉がまだまだ使えておらず筋肉が細い
お尻ののっぺり感もまだ解消されていなかったため、
殿部~下肢にかけて日常生活で刺激をいれて強化出来るような
トレーニング指導、立ち方、歩き方の指導
この期間に関してはしんどい部分などはなかったため、
2週に1回の通院ペースに変えた 7~13回目
肩こりや背部痛は仕事や育児の負担が大きくなった時に
感じることはあるが、基本的には問題無い範囲内へと変化
へそ下の腹直筋離開は解消されたため、下腹のぽっこりも解消された。
お尻ののっぺり感も体のバックラインの強化をしだしてから良い感じとのこと
この期間に関しては、より良い状態を作る!をテーマにして、
ウエストを更に作っていくことをテーマに施術&指導を行なった
左右のくびれ角度が若干違っていたのでそこを整えるのと、
くびれ自体を更に作っていった
当初、気になっていた猫背も最近は気にならなくなり、
周りからも言われることも無くなった
この期間は3週間~1ヶ月に1回の通院ペースで来院していた
今後に関しては、1ヶ月に1回程度でメンテナンスを引き続き行っていく予定考察
今回の症例は、産後からの体型変化を元に戻したいということと、
猫背、肩こり、背部痛を解消したいとの事で来院されたケースです。 肩こりや背部痛は多少あったものの、
基本的には産後の大きなトラブルはないとの事でした。 今回、5人目の出産ということでしたが
産後10日で来院されたり、毎日動き回っていたりと
周囲の人が皆驚く、非常にパワフルなお母さんでした。 早く仕事にも復帰したいけど、
体型が戻ってないから、
そこをしっかりと戻してから復帰しようと来院されました。 5人目の出産で初めての産後のケアをするとの事でしたが、
その割には大きなトラブルは無く今までこれていました。 骨盤の歪みや脚長差、肩や背部の筋緊張や
関節の可動性の悪い部分などはありましたが、
元々の体力があり、こちらがお伝えした事は全て毎日実践していたので、
体の変化も非常にスピーディーに現れました。 私も驚いたのが、毎日の行動計画書?みたいなのを毎日作成していて
その通りに実践しないと気がすまないとのことでした。
私がお伝えしたトレーニングやケアなどは、
その度に行動計画書に追加されて毎日キッチリと実践していました。
5人の育児・家事をしながら、それを実践できているとは驚愕でした。 今回の場合、産前の状態に戻すのは早期に叶いました。
なぜなら、本人の素晴らしい努力があったからです。 だから、産前の状態に戻すだけでなく、
産前よりも更に強く、美しくなりましょう!
という話をご本人さんと相談して決めていました。 妊娠前から産後の状態はマイナスの状態です。
そこから、妊娠前の状態に戻るのは、
マイナスからゼロになった状態です。 それを、ゼロからプラスの状態に持っていくのが我々の仕事だと考えています。
そこにはプライドを持って毎回取り組んでいますが、
結果、それは勿論患者さんの為になります。 育児は非常に大変です。
お子さん第一になるので、自分の時間は殆どありません。 しかし、その中でも時間を捻出したり工夫をしてケアを行なえば
必ず良い状態を作れるということが今回のケースでよく解りました。 今回のようにお伝えした事を全て実践出来る方は稀だと思いますが、
いかにその方の生活習慣に合わせて、ケアを指導するかが我々の重要なテーマです。 そのあたりを、患者さんとしっかりと相談した上で計画をして、
産前よりも強く、綺麗になるお手伝いを今後もしていきたいと考えています! 是非、こうなりたい!これは正直出来ない!とかあれば、
遠慮なく担当のスタッフに相談して下さいね! ※個人の例です。全ての方に効果を保証するものではありません。関連記事タグ : 産後の歪み【症例】