2017年11月8日 水曜日
楽な呼吸できてますか!?
私が最近、施術においてポイントを置いているのが顔、皮膚、そして呼吸。この3つを制すれば大体のものが改善できると思います。実は心の問題なんかもこの3つで改善することが多いのです。今日はその中で呼吸についての記事です。

ここではまず一般的にいいと言われている呼吸をご紹介しましょう。 「丹田呼吸」という名前を聞いたことがある方も多いかと思います。 これは上記に言葉を選ぶと
呼息に重点をおき腹息で長息で深息で鼻息で遅息といったところであろう。 確かにこれらはいいことばかりなのだが、私なりの考えを少し入れいれば
これらの呼吸が自然できればいいが無理に頑張ってしまうとよくないのである。 あくまでも呼吸は自然に楽に
というのがポイントになる。
これは姿勢の問題なのですが、よく勘違いされるところですが
そもそもいい姿勢というのを勘違いされています。
このことについて書けばかなり長くなってしまいますのでここでは割愛しますが 重要なのは
見た目に美しいのと機能的であるのは違う おそらく私の見解では戦時中の気をつけの姿勢の名残で
このピシッとした姿勢が正しいと根付いたと思われます。 しかし、この姿勢は特に日本人には向きません。
この姿勢だと胸腔の体積も減ってしまいます。 そして、胸でしか吸えない、頑張って吸うという状態ができてしまいます。 もっと、楽に立って座ればいいのです。 古武術の先生の立ち方なんかを意識してもらえるといいかと思います。 試しに座った状態でいいので腰をそらして胸を張った状態と
緩んでいる状態どちらが楽に呼吸できるか試して見てください。
少し話があちこちに行ったのでまとめます 呼吸はまず体を楽な状態に
鼻で吸って
ゆっくりお腹で
深く をできるだけ頑張らずにやって見てください。 写真のように楽な体勢をとり、 眉間に呼吸を通すイメージで、 リラックスして深い呼吸をしてください。

Contents
・呼吸は深ければと言うものではありません
いきなりですが世の中にはあらゆる呼吸法があります。そして呼吸の重要性はヨガなどが普及したことによりより認知されるようになりました。こんなことを書けば怒られてしまうかもしれませんが・・・ヨガの先生でも呼吸を本当に理解している人は少ないように思います。 特によくある間違いは呼吸は腹式呼吸で深くないといけない!と言うもの。 確かに深くて腹式呼吸はいいのですが、 呼吸は楽でなければ意味がありません 大切なのでもう一度 呼吸は楽でなければ意味がありません いくらいい呼吸でも無理していたら意味がないのです (目的にもよりますが・・・) 理想は 『ゆっくり深くそして無理せず楽な呼吸』 ではその呼吸についてまずは理解しましょう。 一般的に言われている呼吸の分類から解説していきましょう。・呼吸の分類
呼吸は特性から以下のような属性に分かれます。 これを知ったところで・・・というこもありますが、まずは何事も意識するということが重要です。 そのために知識も必要ですので知って置いてください。 【呼息ー吸息】 【胸息ー腹息】 【順息ー逆息】 【長息ー短息】 【深息ー浅息】 【鼻息ー口息】 【速息ー遅息】 このような属性に分かれます。 【呼息ー吸息】 これは字のごとく吐くか、吸うか。ただここで大切なのが「呼吸」と書くようにまずは吐くことが重要。 しかっり吐くことができなければ吸うことができません。 【胸息ー腹息】 これも皆さんご存知かと思いますが、胸式呼吸か腹式呼吸の違いになります。 どちらがいいとかではなくそれぞれの役割があることを理解することが重要です。 【順息ー逆息】 これは少し難しいかもしれませんが、腹式呼吸(横隔膜呼吸)の時通常は吸った時にお腹が膨らみ吐いた時にお腹が凹みますが 逆速の時はこれが逆になります。自然にこの逆速になっている人もいますが訓練することでこの逆速ができるようになります。 【長息ー短息】 長く息を吐くか、短く急に吐くかの違いです。 【深息ー浅息】 呼吸筋を最大限に使って深く吸ういわゆる深呼吸が深息、その逆が浅息ということになります。 【鼻息ー口息】 これは空気の通り道の問題で、鼻から吸うって吐くか口から吸って吐くかの問題。一般的には鼻から吸うのが理想とされる。 【速息ー遅息】 呼吸のリズムの問題。速ければ速息、ゆっくりであれば遅息。しかしこれらは深い浅いにも関係し深ければ必然的に遅い呼吸になる。 (参考文献:動きが心をつくる/春木豊 著)・どんな呼吸がいいのか??

・心の乱れは呼吸の乱れ?呼吸の乱れは心の乱れ?
心の状態が乱れると呼吸速くなったり、浅くなったりということは体感された事がある方も多いかと思います。 それは生理的な反応で自律神経の交感神経が作用し実際にそういった反応が起こります。 逆に呼吸を乱すと自律神経が乱れるという研究結果も発表されています。 これを逆手にとると呼吸を整えると心を落ち着かせる事ができます。・ほとんどの人がきちっとした呼吸ができていません
心を落ち着かせるために深呼吸をする。 おそらくこれはみなさん知らず知らずおこなっているかとお思います。 しかし、この深呼吸で大きな間違いをしている方が多数おられます。・無理して深呼吸していませんか?
ほとんどの方が深呼吸をするときに胸を大きく膨らませて頑張って息を吸おうとしています。 通常の呼吸よりは確かに換気量も増えますが思ったほど換気量は多くなりません。 そして、場合によっては気持ちを落ち着かせるためにしているのに 交感神経を高ぶらせて興奮する状態を作ってしまっていることもあります。 何度も繰り返しになりますが 呼吸は楽でなければいけません・楽に呼吸をするために!
楽に呼吸をするためにはまず楽な呼吸というものがどんなものかをする必要がありますが その前に体が緩んでいる=整っている必要があります。 呼吸は肺が勝手に膨らんだり閉じたりするのではなく 肋骨や横隔膜を動かすことによって肺が膨らみ空気を取り込めるのです。 ですから、その肋骨や横隔膜が正常に動いている必要があります。 そのためにはまずストレッチなどをして肋骨などをゆるめましょう!・肋骨を動かせるようにするにはこのストレッチがオススメ!
1、バスタオルを用意してくるくると固めに巻いてください 2、それを縦に背骨に添わして仰向けに寝てください 3、この状態でぼーっとするだけ 4、3〜4分でも十分かと思います。 5、このストレッチをやる前とやった後で硬めの床に寝て見てください。 床にべたっと沈んでいる状況がわかるかと思います。 注:このまま眠ってしまわないようにしてください。・反り腰に注意!

・楽な呼吸とは・・・

