2020年10月26日 月曜日
【症例】急に出てきた肩の痛みは昔の既往歴によるもの
今回のケースは急に出てきた肩の痛みがなかなか解消されず、その影響から腕の痛みが出てきた方の症例です。お身体を診ていくと肩の直接的問題もありましたが、その問題を引き起こしているのが歪みでした。その歪みも昔の既往歴の影響から出ていたと考え、それらにアプローチしたことで解消していった症例です。
利用者
女性 60代 豊中市在住 主症状
左肩から左腕にかけての痛み、可動域制限 その他の症状
歪み 過去に受けていた施術
整体
マッサージ 主な施術ポイント
トラウマと歪みの関係性
肩関節の調整 施術の経過と内容
1回目
前後、左右の重心へのアプローチ。
足部の筋緊張への介入。
肩関節周辺への直接アプローチ。 セルフケアとして足部のリハビリと肩のリハビリを指導。 2回目
1週間後
少し楽になった。
痛みが頻繁出ていた印象だが、施術を受けたからその回数が減っているとのこと。 前回と同じ施術方針で進める。 3回目
1週間後
日常生活に支障出ないほど楽になったとのこと。 引き続き同じ考えの元アプローチ。 4回目
1週間後
ペインスケール10→2 引き続き同じ考えの元アプローチ。 5回目
2週間後
かなり歪みが解消されてい様子。 今後は細かい点や感覚器の介入を進めていく方針。 考察
今回のケースは1ヶ月前から痛みが出ており、なかなか治らないため娘さんのご紹介で来られた方の症例です。 問診で聞いていくと
肩の痛みは不意に動かした時に痛みが出る事や意識的に肩を上げようとしても普段痛みがあり、日常生活に支障きたしているとのこと。 また、それをかばっていたのか、腕にも痛みが出るようになってきたとのこと。 身体を診ていくと
検査では、他動的肩の挙上に関しては痛みがないが、可動域の制限はありました。
外転検査に関しては可動域の制限及び疼痛は顕著にみられました。 自身で挙上、外転を行ってもらうと他動的よりもより顕著に疼痛を訴えました。 触診では、肩関節局部の固さにより関節のロックが生じていました。 その他、全体を検査していくと
身体のバランスは立位、座位ともに右重心。
感覚器の部分の介入を行っても同様の結果がみられました。 前後の重心は反り腰傾向があり、呼吸も反りによる傾向がみられました。 上半身、下半身のバランスをみると
上記で述べたように下半身は右重心でしたが、上半身はその補正を行うため左に傾いていました。 この状態の影響から左肩は下垂しており無理矢理、挙上や外転といった動きをしないといけないために負担がかかったと考えます。 しかし、なぜ右重心になっていたのか?
今回のケース既往歴を聞くと
昔左足部骨折の既往がありました。 意識的にも怖さの影響で左に体重をかけるのが嫌だとのこと。
これがトラウマによる歪みのきっかけです。 足部の触診等を行うと
特に問題はない状態。 施術では、
上記の歪みや肩関節を直接アプローチをかけること。 歪みの影響から出ていることを説明した上で
左足部の怖さを解消するようにリハビリを開始。 自宅でのセルフケアも頑張って行ってもらえたことで
早期に痛みが解消しました。 (個人の例です。全ての方に効果を保証するものではありません。) 大阪・北摂・箕面 整体院・整骨院 岩永朋之整体サロン関連記事タグ : 肩の痛み【症例】