明け方まで眠れなかった不眠が改善された方法とは?
こんにちは!スタッフの乾(イヌイ)です。今日は最近担当した患者さんの症例紹介をしたいと思います。 30代 H.Mさん 男性〈症状〉肩と腰の重だるさ、不眠〈ヒアリング〉2か月前から肩腰の重だるさに悩まされている。整骨院での電気治療などを受けたが、一向に改善せずこの度当院を受診。横になる時に一番痛みが強く、ご本人としては最近受けた歯の治療が関係してるのではないかとの事。不眠については明け方まで寝られず、心身ともに疲れ切っている状態。就寝時に大量の汗をかいたり、自律神経症状もあらわれている。7年前にうつ病の既往あり。〈検査〉☑︎全身の循環力低下☑︎肝臓の重さ、硬さ☑︎側頭骨の動き×☑︎肩・仙腸関節の硬さ☑︎噛みしめグセ〈施術〉【1回目】まずは全身の循環アップをメインに、頭蓋骨・肝臓・肋椎・咬筋・骨盤周囲を施術。横になる時の肩腰の痛みは若干残るものの、肩と仙腸関節に柔軟性が出た。【2回目】前回感じていた肩腰の痛みが10→2に。明け方まで寝られなかった不眠については、床について1時間ほどすると寝られるように。今回も循環力メインで調整。施術後、胸郭が広がり呼吸がしやすく。【3回目】横になる際の肩腰の痛みはほぼ感じなくなった。睡眠については、ご自身でも寝すぎなぐらいに眠れるようになったとのこと。骨格の調整と、浅い呼吸を改善するための肋椎と肺の施術も実施。予後観察。〈考察〉今回は主に自律神経の乱れからくる症状でした。もちろん、歯科治療後の肩こりが起こるパターンも考えられますが、患者さんのバックグラウンドを考慮すると自律神経を疑うのが妥当でしょう。症状の特徴から、初回に鍼灸治療を提案しましたが、ご本人の意向もあり今回は整体での対応となりました。しかしながら、循環や自律神経の状態を整えることで、しっかりと症状は改善されました。〈ヒアリング〉には書きませんでしたが、H.Mさんは勤めていた会社が倒産してしまい、それから間もなく今回の症状が現れてきたのだそう。これは私の主観ですが、先の見えない不安やストレスが溢れ出し、今回の症状が体に現れてきたんだなあと感じました。かなり辛そうにされていたH.Mさんが良くなっていく姿を見られて嬉しく思いました。このような症状でお悩みの方、ぜひ一度ご相談くださいね。 ※個人の例です。全ての方に効果を保証するものではありません。