2018年5月26日 土曜日
【症例】育児疲労で身体がガタガタ
産後から非常に強い疲労感と肩こりに悩んでいた。施術を行っていくとある程度疲労感は軽減するがもう一息の部分が中々改善に向かわなかった。そこで、別の視点からアプローチをかけて疲労感を感じない状態へ改善した症例である。
利用者
20代女性 箕面市在住主症状
疲れが取れないその他の症状
肩こり過去に受けていた施術
特に無し主な施術ポイント
循環施術の経過と内容
1回目
問診・検査を行なうと、疲労感が強く
肩の筋緊張が非常に強い。肩周囲の関節には大きな問題は無さそう。
下半身は、筋肉の緊張が乏しく力の無さを感じる
疲労軽減を目的とした、内臓調整や筋緊張部位のリリースを行う。
また、授乳中や授乳後に肩の痛みが強くなるとの事であったので、
負担の掛かりにく座り方に関しての指導を行う 2回目
翌日来院
疲労感、肩こりと症状変わらず。
肩周囲の筋緊張は施術後良かったが、
翌朝には戻っていたとの事。
戻りが速い事と疲労感が強い事から、循環の問題が大きく関連していると仮定。
昨日に引き続き、内臓調整等の循環改善を目的として施術を行なう。
骨盤底筋の入れ方指導 3回目
1週間後来院
疲労感、肩こり共に症状大きくは変わらず。
前回までと同様の施術を行なう。
骨盤底筋チェック→良好 4回目
8日後来院
疲労感、肩こり共に少しましになってきた。
肩周囲の筋緊張は依然として残存も、
初回に比べると、緊張の度合いが低下傾向。
骨盤底筋を更に強化する為のトレーニング指導実施。 5~6回目
肩こりは前回よりも更に良くなってきた。
しかしながら、疲労感は前回から大きくは変わらず。
引き続き内臓調整を行ない、クラニアル療法を行い
更に循環を促すイメージで施術を行なう。 7回目
肩こりは完全にスッキリとまではいかないが、楽にはなった。
疲労感に関しては、非常に楽になった。
今では、寝つきがすごく良くなり、寝すぎな位寝れるようになった。
疲労に関しては、前回同様の施術を行い再発防止に努め、
肩こりに関しては、胸椎、肋椎関節の硬さが目立つ部分と、
側胸部の筋緊張が強い部分に対してのアプローチを中心に行う。
骨盤底筋チェック→良好→骨盤底筋だけでなく、腹筋や下肢の筋肉を動員したトレーニング指導実 10回目~
疲労感は全く感じていない。
肩こりは、抱っこ等が長時間に及ぶと気になることがあるが、
気が付いたら、忘れている程度へ。
現在は、2~3週間隔でメンテナンスを行い、経過観察中である。 考察
今回の症例は、産後からの疲労感と肩こりに悩むケースであった。
初めは、疲労感が強いという事から内臓調整等で、疲労物質を分解して除去するイメージで
施術を行っていた。しかしながら、ある程度疲労感は軽減するが、そこからスッキリとまでは行かなかった。
そこで、頭蓋の動きをチェックすると、拡張が小さく動きが少なかった。
クラニアル療法は、全身へ栄養を送る働きを高める効果が期待できる。
クラニアル療法実施後は、疲労感がスッキリとなった事から考えられるのは、
私は、疲労を除去する事だけに注視していて、新しい栄養素を送るイメージを持てていなかった。
疲労はある程度除去は出来ていたが、次のエネルギー源が不足していたと思われる。
そこで、頭蓋の動きを改善して、栄養が全身にしっかりと送る事が出来るようになって、
ようやく疲労感を完全に消失させる事が出来たのだと考えている。 ※個人の例です。全ての方に効果を保証するものではありません。関連記事タグ : 産後疲労感【症例】