2020年6月23日 火曜日
【症例】2〜3年続いた足のしびれが7回の施術で回復
今回のケースは2〜3年前から急に出てきて、特にしびれが出る姿勢は電車で立っている時など立ちっぱなしで症状がでる状態。アプローチ法として姿勢、筋肉、筋膜への施術と足の指が使えるように施術、指導した結果、最終的には3週間あけてもしびれが出ないまで回復した症例です。
利用者
男性 40代 箕面市在住 主症状
左足のしびれ その他の症状
特になし 過去に受けていた施術
特になし 主な施術ポイント
仰け反り姿勢へのアプローチ
足趾 施術の経過と内容
1回目
姿勢へのアプローチ。
特に仰け反り姿勢。 骨盤部の関節付近の筋肉の硬結(硬い部分)を直接アプローチ。 2回目
1週間後
この間は症状は出ていないとのこと。 前回と同じ施術方針で進める。 3回目
1週間後
今回も特に何もなく過ごせた。 前回と同じ施術方針で進める。 臀部に対するトレーニングを指導。 4回目
1週間後
今回も大丈夫とのこと。 前回と同じ施術方針で進める。 5回目
2週間後
今回も大丈夫とのこと。 前回と同じ施術方針で進める。 6回目
3週間後
1回だけしびれが出たとのこと。 再度検査すると
足趾の影響を考える。 前回までと同じ施術方針に加え、
足趾が使えるようにアプローチ。 足について指導。 7回目
3週間後
今回は特にしびれなく過ごせた。 考察
今回のケースは2〜3年前から急に出てきて、
特にしびれが出る姿勢は電車で立っている時など立ちっぱなしで症状がでる。 問診で聞いていくと
しびれ以外痛みなどの辛い症状なく、
しびれが出る時も腰痛がひどくなってなどもないとのこと。 身体を診ていくと
仰け反り姿勢による踵重心。
それによってアキレス腱から腓腹筋、大腿後面、臀部の筋肉がかなり筋収縮している状態。 この収縮に関しては
かなりひどくご本人も圧痛等を共有出来るレベルで患側の左のみではなく、右側もかなり収縮していました。 仰け反りになっている原因として 1つは
通勤の際、立ちっぱなしが長く後ろ体重で支えている方が楽に感じてそれからその習慣がついていたと考えられます。 もう1つ重要なのは
足趾(足の指)が全く使えていないことが考えられました。 チューブ型の靴下によって母趾、小趾は内側に引っ張られ足趾の自由が奪われ蹴るといった動作が出来ない状態。 このことからより踵重心になり、
使われる筋肉が同じ部位、また、その体勢でしかいないため関節や筋膜が固まり、上手く姿勢を変えることが出来なくなったこと。
それにより臀部の筋肉の緊張、収縮が神経に影響を与え、しびれという今回の症状につながったと考えます。 施術では
重心を整えることを行い、
臀部、大腿後面、腓腹筋等、アキレス腱また背腰部の筋緊張を緩めること、
関節を動きを出すようにアプローチをかけることで本来の動きを取り戻し、部分的な筋緊張等を取ることを行いました。 5回目後からは2週間あけて
6回目後からは3週間あけてしびれが出ないかをみました。
すると3週間あけると時々しびれが出たので、姿勢のクセが出やすいと判断し、そこで再度検査を行い、足趾のことを伝えました。 足趾の内容としては
検査での変化を共有し、普段から靴下や靴で気をつけること、足趾のトレーニングやストレッチを指導することを行いました。 それからは3週間あけても普段の生活スタイルは変わらない中で症状出なくなり、しびれがほぼ治ったと考えます。 今回のケースをまとめると
踵重心による筋緊張(臀部、大腿後面、腓腹筋等、アキレス腱)がしびれの原因でした。 なぜ、踵重心になっていたか? その原因としては足趾(足の指)が使えていないことで、このような結果になっていたと考えます。 (個人の例です。全ての方に効果を保証するものではありません。) 大阪・北摂・箕面 整体院・整骨院 岩永朋之整体サロン関連記事タグ : 足のしびれ【症例】