2017年5月24日 水曜日
【症例】抱っこ紐で長時間歩いた後の右腰の痛み
出産に伴い全体の筋力がおち、特に骨盤底筋の弱りによって内臓下垂が起きてしまったのでしょう。
そのため、疲れも取れない、代謝が落ちるため体重が落ちない。
さらにはインナーの筋肉が安定しないのでアウターの大きな筋肉で支えているため、抱っこ紐などの長時間の負荷がかかる姿勢をしていると支えきれなくなり痛みとしてでていたと考えられる。
骨盤底筋は内臓を支える役割もします。
産後は必ず鍛えなおすのが重要になります。さらには症状の改善の鍵となる事も今回のようにあります。
産後だけではなく、継続して骨盤底筋を鍛え続けると、生理痛や、冷え、日々の疲労回復にも役立つ事もあります。
30代 女性
主訴:抱っこ紐で長時間歩いた後の右腰の痛み
過去に受けていた施術
マッサージ
主な施術ポイント
トレーニング
施術内容
1回目
妊娠6ヶ月以降から右腰(殿部のあたり)の痛みはあったとのこと。
家事をしている時や、座っているときは痛みはない。
長時間歩いたり、立ちっぱなしの事があると痛みがでてくる。
体を見ると全体の筋力がかなり低下し、内臓下垂によって骨盤の締まりも悪くなっている。
歪みもあるのでまずは全体的に整えて、授乳時の座り方、普段の立ち姿勢、骨盤底筋の力の入れ方も指導。
2回目
仙骨に違和感があったとの事。
日常生活をしているとなくなっていった。
骨盤に歪みがあるので調整し、肋骨呼吸のトレーニングを指導し、内臓下垂の治していく。
3回目
腰のぐらつきがマシになってきた。
右腰の痛みもない。
トレーニングの効果もでているので、強度を徐々に上げていく。
4回目以降
抱っこ紐を長時間すると右腰に痛みがでるけれど、ヒップリフト、ペリネのトレーニングをすると腰の痛みも軽減する。
ウエスト周りも見るからに締まってきているし、体重も落ちてきたとのこと。
考察
出産に伴い全体の筋力がおち、特に骨盤底筋の弱りによって内臓下垂が起きてしまったのでしょう。
そのため、疲れも取れない、代謝が落ちるため体重が落ちない。
さらにはインナーの筋肉が安定しないのでアウターの大きな筋肉で支えているため、抱っこ紐などの長時間の負荷がかかる姿勢をしていると支えきれなくなり痛みとしてでていたと考えられる。
骨盤底筋は内臓を支える役割もします。
産後は必ず鍛えなおすのが重要になります。さらには症状の改善の鍵となる事も今回のようにあります。
産後だけではなく、継続して骨盤底筋を鍛え続けると、生理痛や、冷え、日々の疲労回復にも役立つ事もあります。
※個人の例です。全ての方に効果を保証するものではありません。関連記事タグ : 産後腰痛【症例】