2020年9月28日 月曜日
【症例】1週間治らない腰痛の原因は胸郭の可動性が問題
今回のケースは1週間前に朝起きた時から急に腰痛が出て、それから全く良くならないため来られた症例です。原因として思い当たるのは重たい物持つ作業があったことやお子さんを常に抱っこする時間や量が増えたが、その直後に痛みが出た感じはなかったとのこと。施術で腰ではなく胸郭や臀筋を緩めることで解消された症例です。

利用者
男性 20代 箕面市在住
主症状
腰痛
その他の症状
特になし
過去に受けていた施術
整体
マッサージ
主な施術ポイント
胸郭の可動性
臀筋の過緊張へのアプローチ
施術の経過と内容
1回目
重心へのアプローチ。
胸郭へのアプローチ。
臀筋を緩めるように施術。
家で気をつけることやセルフケアを指導。
2回目
1週間後
腰部のズキッとする痛みはほぼ無くなった。
臀部の鈍痛がまだ残るとのこと。
前回と同じ施術方針で進める。
3回目
1週間後
かなり楽になり腰痛は気にならないとのこと。
考察
今回のケースは1週間前に朝起きた時から急に腰痛が出て、それから全く良くならないため来られた症例です。
問診で聞いていくと
原因として思い当たるのは
重たい物持つ作業があったことやお子さんを常に抱っこする時間や量が増えたとのこと。
しかし、思い返えすとその時やその直後に痛みが出た感じはなかったとのこと。
腰の痛みは
動作の初め(立ち上がる時、起き上がる時)は問題なく行えるが、前かがみになる時にズキッと下部腰部に痛みが伴い、座っていると殿部に鈍痛が常に走るとのこと。
身体を診ていくと
疼痛部分に少し熱感や圧痛が認められ、かなり緊張がある状態。
姿勢では、痛みをかばっていると考えられるが、
仰け反り姿勢であった。
関節の動きに関しては胸椎と腰痛、仙骨部の動きがよくなく、崩れている。
問診や触診で
疲労の影響から呼吸に問題が起き、胸郭が硬くなった。
その部分を補正させるために腰や仙骨部が過剰に動くことになったが、不安定性が増すことで周りの筋肉の緊張が高まり痛みが出てきたと考えます。
前かがみの時に痛みが出るのも
臀筋が硬くなり、上手く関節が動かないことで負担になっているためと考えました。
施術では、
上記に述べた胸郭の動きを出すことをメインに行い、臀筋の筋肉を緩めるように施術。
また、回復力が上がるように循環に対してもアプローチしました。
その結果、ズキッとする痛みはほぼ無くなり、楽に過ごせるようになった。
しかし、まだ鈍痛が残るため2回目に上記の部分をアプローチした結果、腰痛はかなり楽になりました。
(個人の例です。全ての方に効果を保証するものではありません。)
大阪・北摂・箕面 整体院・整骨院 岩永朋之整体サロン
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