2020年2月19日 水曜日
【症例】腰の痛みの原因は関節の痛みと姿勢による筋緊張
今回のケースは2.3週間前に中腰で作業した後に腰痛出て、自然と治ると思い様子をみていたが、前日から今朝にかけて腰痛が悪化し来られた方のケースです。1回目の状態と3回目の状態では全く姿勢等に変化が出て、原因が異なりましたが、関節を安定させ筋緊張を取ることで痛みが緩和した症例です。
利用者
女性 30代 池田市在住 主症状
腰痛 その他の症状
肩凝り、頭痛 過去に受けていた施術
マッサージ
整体
カイロプラクティック 主な施術ポイント
反り腰
重心へのアプローチ
腰椎が緩い状態を固める施術
仰け反りへのアプローチ 施術の経過と内容
1回目
反り腰へのアプローチ。
左重心へのアプローチ。
内臓調整。
筋膜リリース。 2回目
翌日
家帰って寝るまではかなり楽だったが
起きたら10→8まで痛みが戻ったとのこと。 おそらく捻挫の影響から寝返りなど回旋の動きで痛みが戻ったと考えます。 前回と比べると捻れ方が変わっていたのでそのポイントを抑えて施術。 家でのセルフケアを指導。 3回目
1週間後
今までの痛みとは違って圧痛点は筋肉になっていたため、再度検査。
反り腰よりも仰け反った姿勢に変化したため、
仰け反りへの姿勢矯正とその影響で収縮した筋緊張、筋膜の短縮部位をリリース。 考察
今回のケースは2.3週間前に中腰で作業した後に腰痛出て、自然と治ると思い様子をみていたが、前日から今朝にかけて腰痛が悪化し来られた方のケースです。 問診で聞いていくと
腰の痛みに関しては動作の初め(立ち上がる時、起き上がる時)は「ピキッ」と痛く、かがむ動作や寝返りでも痛みが伴う。
また、悪化するまでは歩行や靴下を履く動作などでは痛みはなかったが、今朝からそのような動作でも痛みが出るようになったとのこと。 その他に
今は痛みや違和感などは気にはならないが右膝の手術の既往かあるとのこと。
腰痛に関しては今回のようなギックリ腰やその手前まで痛むことはよくあるとのこと。 身体を診ていくと
左重心になっており、体幹部の捻れもある状態。
圧痛部位は筋肉ではなく、腰椎に限局性の圧痛が認められた。
今朝から悪化するまでは捻る動作が痛みが出ていたが、前、後屈などは特に痛みはなかった。 以上のことから
おそらく椎間関節が捻挫したと考えられました。
また、安静時痛もみられたため、炎症反応があると考えました。 1回目の施術で腰は捻挫して緩くなっているので、一切触らず、上記に述べた重心や体幹部の捻れへのアプローチ、反り腰の矯正や筋膜を利用した遠隔療法で、傷めた部位に負担がかからないように整えました。 3回目に来られた際
椎間部への圧痛はほぼ消失。
しかし、その周辺の筋肉への痛みが残っていました。 おそらくこの時の筋肉の痛みは
上記の痛みをかばってできたもの。
もともとの姿勢によって固くなっていた部分が浮き彫りになったと考えます。 仰け反った姿勢とその影響で固くなった筋肉や筋膜をリリースすることで痛みが取れました。 しかし、今回のケースは腰の痛みを出している根本的な原因は右膝への不安感なのか左重心になっていることだと考えます。
実際腰痛持ちになったタイミングは右膝の手術を行った後からであり、姿勢等の崩れや歪みなどを伝えるとご本人も納得するぐらい当てはまりました。 また、その他にも産後から2年経っており、全くケアを行っていないことから出産、産後の身体の変化も関与していると考えます。 今後は腰痛が出ないよう
右膝からの重心の崩れ、産後による骨盤へのアプローチを行う予定。 (個人の例です。全ての方に効果を保証するものではありません。) 大阪・北摂・箕面 整体院・整骨院 岩永朋之整体サロン関連記事タグ : 腰痛【症例】