2019年4月28日 日曜日
【症例】スポーツ時の腰痛は反り腰と臀筋の筋緊張が原因
今回は2年前に分離症と診断を受けて腰痛があるケースでした。しかし、分離症が今回の原因とは考えられにくく、反り腰と臀筋の過緊張にアプローチすることで腰痛の改善がみられた症例です。
利用者
男性 10代 池田市在住 主症状
腰痛 その他の症状
特になし 過去に受けていた施術
特になし 主な施術ポイント
反り腰
臀部の筋緊張 施術の経過と内容
1回目
反り腰へのアプローチ。
太もも前の筋緊張へのアプローチ。
臀筋へのアプローチ。
胸郭の可動性を出すようにアプローチ。 太もも前のストレッチ、座り方について指導。 2回目
翌日
かなりガチガチ感が抜けて楽に。
しかし、触診では筋緊張は残っている状態。 前回と同じ施術方針で進める。 3回目
1週間後
かなり調子がいいとのこと。 前回と同じ施術方針で進める。 4回目
1週間後
練習に参加してきたが、少し疲れやすいのとのこと。 腰の張りは出ていたが、久しぶりに実践練習があったがために張りが出たと判断。 前回と同じ施術方針で進める。 5回目
1週間後
その後特に問題なく実践練習に入れているとのこと。 前回と同じ施術方針で進める。 臀部の筋緊張を取るためのストレッチ、手首のストレッチ方法について指導。 今後は練習が本格的になり、時間が作れないことから一旦卒業。 考察
今回のケースはスポーツ行なっている学生の症例です。 問診で聞いていくと
腰の痛みに関しては当日は痛みが無い状態だが、腰の筋肉がガチガチに固まっている事が一番のお悩みとのこと。 腰痛が出始めたのは2年程前からでその時に整形外科で検査(レントゲン)を受け、その診断結果は「腰椎分離症」の疑い。 それで特にケアをする事なく、今に至るとのこと。 自覚的に腰痛が出たきっかけを聞くと、膝の手術を受けて、それから膝をかばうようになってから出てきたとのこと。 身体を診ていくと
腰部筋緊張は顕著であった。
立位で歪みや、重心の位置を診ていくと左右の歪みは特になかった。
しかし、重心の位置が前に傾いており、その原因が臀筋の発達に加え、太ももの前の筋肉の過緊張が考えられた。 さらに座位での検査では、いい姿勢を意識しているがために反り腰になっていた。
結果、腰部の筋緊張と太もも前の筋緊張がみられた。 以上のことから姿勢を意識するがために反り腰になっていたのと、臀部の筋緊張が強く(いわゆる出っ尻)さらに反り腰を助長されていたことで腰の痛みが出ていたと判断。 膝をかばってから腰痛が出てきたと問診での情報は復帰当初はその状態だと考えられた。
しかし、現在痛みが出ていないことを考えると現在の張りの原因にはなりにくい。
ストレッチあまりしたいことで太もも前面の筋緊張が取れにくくなったこと、成長とともに臀筋が発達してみられた腰痛と判断しました。 「分離症」については
最初の診断から2年経っていることから今からの施術でどうにかなるわけではないということを説明。 今回の痛みも分離症からきている可能性なのか姿勢(歪み)やそれに伴う筋緊張なのかを説明し施術を行いました。 今回の症例は比較的早く改善がみられた。
これは実践練習に入る前に来られたことが大きく
その他にも痛みではなく、筋疲労で固まっている状態だったこと、
指導したストレッチ等をかなり意識したことで早くに改善したと考えられます。 (個人の例です。全ての方に効果を保証するものではありません) 大阪・北摂・箕面 整体院・整骨院 岩永朋之整体サロン関連記事タグ : スポーツ障害【症例】