2018年8月25日 土曜日
【症例】頭痛・疲労感が毎日起こる小学生
小学4年生の女の子が毎日頭痛・疲労感に襲われていた。また、小学生にも関わらず口癖が肩が凝っただという話をお聞きして驚きました。実際、身体を触っていくと非常に体全体に緊張感がありました。現在はストレス社会それは子供であっても同じです。そのような状態からどのようにして回復していったかをご説明します。

利用者
10代女性(小学4年生)豊中市在住
主症状
頭痛、疲労感
その他の症状
冷え
寝つきの悪さ
中途覚醒
過去に受けていた施術
特に無し
主な施術ポイント
循環の促通
施術の経過と内容
1回目
頭蓋の硬さ、胸郭の硬さ、全身の筋緊張が顕著
内臓調整や筋緊張緩和を狙った調整を行ない。
循環を促す施術を行なう。
2回目
4日後来院
前回施術後、寝つきも良く目覚めも良かった。
しかし、2日前から以前の状態に戻りつつあるとの事。
施術内容は前回同様で、循環を促す施術を行ない、クラニアル療法も追加で行う。
体内の老廃物を吐き出すイメージでの呼吸方法を指導。
3回目~5回目
頭痛、疲労感は改善傾向へ。
体の冷え、寝つきの悪さは若干残存。
施術は前回同様で循環を促す施術を行なう。
また、仙骨調整を追加で行い仙骨頭蓋リズムの動きを活性化させる。
6回目~
頭痛、疲労感、冷え、寝つきの悪さ、中途覚醒共に気にならなくなった。
頭蓋の硬さ、胸郭の硬さ、全身の筋緊張も年相応の状態に改善。
現在は、学校の行事等によってストレスが生じると、
疲労感が出たりする事がたまにある為、1ヶ月に1回でメンテナンスを行って、
症状が再発しないようにして、経過観察を行っている。
考察
今回の症例は、頭痛、疲労感を生じる小学4年生の女の子であった。
初診時、検査を掛けていくと小学4年生とは思えない状態であった。
お母さんから、「よく、肩が凝ると言うんです」という話を聞いて、
実際検査をしていくと、本当にガチガチの肩であった。
しかし、緊張は肩だけでなく全身も同様であった。
また、頭蓋の可動性も悪く、元気もあまり無かった。
身体の歪みという部分では大きな問題は無かったが、
とにかく、循環が上手に回っていないなと感じた。
循環が上手に行っていないが為に、疲労感が蓄積し、頭蓋の収縮、拡張がしにくくなり、
頭痛、疲労感が生じていたものと考えられた。
その為、内臓調整やクラニアル療法、仙骨頭蓋リズム等で体液の循環を促し、
体液の通り道を作ったり、頭蓋などの関節が余裕を持って可動する事が
出来る状態に整えてあげる事によって症状の改善に繋がったと考えられる。
現代はストレス社会と言われているが、子供とはいえ大人と環境は違えども、
ストレスは常に感じている。現代の子供はそういったストレスを解消する術をあまり
持っていないのかもしれない。
それは、核家族化であったり、外で身体を動かして遊んだりせずに家の中でゲームをしていたり塾であったりと色々と考えられる。
しかしながら、そういった環境は大きくは変えれないので、
子供の変化に親がいち早く気づいてあげたり、子供が親に言いやすい環境を常日頃から作っていて欲しいなと思っています。
※個人の例です。全ての方に効果を保証するものではありません。
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