【症例】産後歩行困難な恥骨結合離開

20代女性 主婦 大阪市在住
産後、歩くこともできない恥骨の痛み
特になし
特になし
恥骨及び関連する組織
【1回目】分娩の負荷により産後すぐより恥骨の激痛により歩行不可能産院や整形外科ではどうしようもないと言われ、助産師さんに当院に受診するよう勧められ受診前方歩行:ほぼ不可能横向きで寝られない靴下はけないとうの恥骨結合離開特有の症状
筋肉の再教育恥骨結合自体は理解しているが恥骨の安定に関与する筋肉の再教育の必要がある→骨盤に安定感が生まれベッドに乗ることができる
腹部の調整→腰の回旋運動が可能に
骨盤の調整→起立時の疼痛消失前方歩行もゆっくりとできるようになる
セルフケアを伝えて終了
【2回目】歩行スピードアップやや不安感が残るこの不安感をいち早く取り除くことが早期回復へのポイント機能回復訓練→歩行及びしゃがむ等の動作もスムーズになる
尾骨の調整→より歩行に安定感が増す
寝返りは不可
【3回目】 ジャンプしても問題がない程度まで回復歩行もスムーズに靴下も履ける程度まで回復
骨盤をより安定させる施術→寝返りはよりスムーズに
セルフケアの強度をアップし指導
【4回目】 寝返り及び横向きでの就寝が可能になる
以後はより安定性の強化骨盤底筋ー腹横筋等の連動性の強化を数回施術
恥骨結合理解(機能不全)疼痛のレベルは様々。やや痛む程度のものから歩行困難なものまで。
しかしほとんどの場合順序を踏んで施術すれば割と早期に歩行などは可能になるケースが多い。ただトレーニングがうまくできるかなどが回復スピードには影響してくる。そして、恐怖心をいち早く取り除くことも重要である。
一番気をつけなければいけないのが自然に痛みが消失したケースだ。痛みが消失するとほとんどの人はそのままにする。しかしその場合骨盤底筋群をはじめとする重要な筋肉が回復していない可能性が高い。
そうするとまた再発してしまったり更年期の頃に問題が起こるケースが多い。
早期での機能回復訓練をしっかり行う必要性がある。 ※個人の例です。全ての方に効果を保証するものではありません。