産後に手がしびれることはよくあることですが、原因はざまざま。
しっかりとその原因にあった処置を行えば必ずと言って良いほどよくなるので安心してください。

 

 

産後の手のしびれのタイプ

手にしびれが起こる原因

• 手根管症候群
• 頸椎の問題
• 胸郭出口症候群
• 肘の問題
• 脳の問題

手根管症候群

産後の手のしびれの原因でよく見られるのがこの手根管症候群
手根管とは手首の内側にありその間を腱や血管、神経が通過します。
そこで圧迫が起こるとことでしびれなどの症状が起こります。

頸椎の問題

腕神経叢という腕を支配する神経は頸椎から出ます。
その頸椎の出口が何らかの要因で圧迫された場合に手にしびれが出現します。
頸椎ヘルニアや椎間関節症などがこれにあたります。
妊娠前などから既往がある場合はこれらの頸椎が原因のことも考えられますが
産後急にこれらを発症することは稀です。

胸郭出口症候群

胸郭というのは鎖骨を中心に胸の辺りを指します。
そこで神経や血管が圧迫されることでしびれが出現します。
抱っこが長時間続いたり授乳姿勢などによって影響が出ます。

肘の問題

肘周りの組織や筋肉によって圧迫を受けしびれが出現します。
肘部管症候群などがこれに当てあまります。
これも抱っこなどの負担から起こる事が考えられます。

脳の問題

必要以上に恐れる必要はありませんが、脳に問題がある場合にもしびれは出現します。
ろれつが回らない、唇もしびれるなどの症状がある場合は速やかに病院を受診してください。

手根管症候群について

産後の手のしびれでもっとも多い手根管症候群について解説していきましょう。

手根管症候群のテスト

チネル兆候


ファーレンテスト

これらのテストをしてみて反応が出れば手根管症候群の可能性が濃厚です。

産後の手のしびれの施術

一般的な施術

様子を見る
ストレッチやマッサージ
手首に炎症がある場合などは湿布

このような対処がほとんどのようです。

岩永朋之整体サロンでの施術

産後の手のしびれは原因が様々ですのでその原因に合わせた施術をする事が重要です。
しびれが出ている場所のみを改善するのではなく

• 自律神経
• ホルモンバランス
• 疲労の除去
• むくみ
• 手首などの歪み

などを調整するのが産後のしびれをスッキリ改善させるポイントです。

産後の手のしびれのセルフケア

タイトルは産後の腱鞘炎になっていますがしびれにも効果的なセルフケアです。

産後の手のしびれのケアはできるだけ早期に

しびれが長期間あると原因が取れていてもしびれがしばらく残ってしまう場合もあります。
また炎症が長期間あるとカルシウム沈着なども起こってしまいますので、
できるだけ早期にケアをして改善しておく方がいいでしょう。

しびれが自然に消失することもありますが、負荷がかかった場合など再発することもよくあります。

手に力が入りにくいと育児にも影響が出てきてしまいます。
しっかりと改善させましょう。