2021年1月16日 土曜日
オスグッド(膝の痛み)
スポーツをする男の子の膝の痛みといえばこれと言われるぐらい代表格なのが「オスグッド」正確にはオスグッドシュラッター病と言われます。
名前だけ聞くと何だか難しそうですし、昔は成長痛なんて言われたりもしました。
またスポーツをしばらく休まないと良くならないとも言われたりしますがなぜなるのかを考えしっかりと処置をすれば良くなる症状です。競技復帰もできるようになるでしょう。
しかし、同じスポーツで同じ部活で同じ練習をしているのに
なぜ膝が痛くなる子とならない子がいるのでしょうか?
成長期にかなり成長する骨の一つです。
この時、骨の成長と同時に筋肉や腱といった軟部組織も成長すると良いのですが、
骨と違い筋肉や腱などは成長が遅いことから大腿骨に対して短い状態になります。
その状態下でスポーツで繰り返しの刺激は筋肉や腱に牽引力が加わりかなり負担をかけます。
その負担に耐えきれなくなった筋肉の付着部であるお皿の下の部分に炎症や疼痛が発生し、
ひどくなると牽引力の影響で骨が突出したりします。
そのまま骨に牽引力がかかり続けることで剥離骨折になることもあります。
このような治療が選択される事がほとんどです。
しかし、高周波などの電気を当てても一時的に痛みは消えますが
根本的な原因が解消されていないため再発する確率が高くなります。
しかし、自律神経によって血流や筋肉の緊張度なども変わります。
自律神経を整える事が改善への近道になります。
その事で姿勢が崩れ膝痛の原因になる事があります。
その骨盤が傾くと太腿の筋肉は過度に引っ張られたり短縮したりします。
その結果牽引力が強くなり膝痛の原因になります。
骨盤が傾いたまま競技を続けると成長期が終わっても
何かしらの足のトラブルを抱える可能性が高くなります。
簡単に説明するとよく動く関節と安定した関節という事です。
モビリティ関節=可動性と筋出力が役割。
スタビリティ関節=安定性と固定力が役割。
股関節はモビリティ関節、膝関節はスタビリティ関節、足関節はモビリティ関節このような順番になっています。
股関節と足関節に可動域があることで本来の動きが出来ますが、
これらの関節が固まっていると膝が代償して安定性が失われます。
その結果、本来な動きでないため膝に問題が発生し、成長期ではオスグッドシュラッター病になることが考えられます。

Contents
オスグッドシュラッター病好発年齢
10歳~15歳くらい(小中学生)の男性に発症することが多いスポーツ障害。
オスグッドシュラッター病の症状
膝のお皿の下部が突き出てくる。
膝のお皿の下あたりの腫脹、熱感、疼痛、圧痛がある。
運動時の痛みがあり、休むと軽減。
痛みの影響で運動制限や可動域の制限もみられる。
お皿の下がボコっとしてたり
痛みがある場合はほとんどの場合が
オスグッドシュラッター病と考えていいでしょう。
オスグッドシュラッター病の原因
一般的にオスグッドシュラッター病は「使い過ぎ」(オーバーユース)が 大きな原因と言われています。しかし、同じスポーツで同じ部活で同じ練習をしているのに
なぜ膝が痛くなる子とならない子がいるのでしょうか?
諸説ありますが以下のような原因が言われています
大腿骨(太ももの骨)は長骨と言われますが、成長期にかなり成長する骨の一つです。
この時、骨の成長と同時に筋肉や腱といった軟部組織も成長すると良いのですが、
骨と違い筋肉や腱などは成長が遅いことから大腿骨に対して短い状態になります。
その状態下でスポーツで繰り返しの刺激は筋肉や腱に牽引力が加わりかなり負担をかけます。
その負担に耐えきれなくなった筋肉の付着部であるお皿の下の部分に炎症や疼痛が発生し、
ひどくなると牽引力の影響で骨が突出したりします。
そのまま骨に牽引力がかかり続けることで剥離骨折になることもあります。
オスグットの改善方法は?
一般的な治療法は以下の通りです。- 成長を待つ
- スポーツを休む
- 太腿のストレッチ
- 電気
- 湿布
- サポーター
このような治療が選択される事がほとんどです。
しかし、高周波などの電気を当てても一時的に痛みは消えますが
根本的な原因が解消されていないため再発する確率が高くなります。
オスグッドを根本からスッキリさせるためのポイント
- 自律神経
- バランス感覚
- 骨盤の傾き(姿勢)
- 股関節、足関節の可動性
自律神経
膝の痛みで自律神経はピンとこないかもしれません。しかし、自律神経によって血流や筋肉の緊張度なども変わります。
自律神経を整える事が改善への近道になります。
バランス感覚
人間は固有受容器、前庭感覚(耳)、視覚などでバランスをとりますがその機能が落ちている体のバランスに偏りが出ます。その事で姿勢が崩れ膝痛の原因になる事があります。
骨盤の傾き(姿勢)
太腿の筋肉の多くは骨盤に付着します。その骨盤が傾くと太腿の筋肉は過度に引っ張られたり短縮したりします。
その結果牽引力が強くなり膝痛の原因になります。
骨盤が傾いたまま競技を続けると成長期が終わっても
何かしらの足のトラブルを抱える可能性が高くなります。
股関節、足関節の可動性
人間の関節はモビリティ関節とスタビリティ関節に分けられます。簡単に説明するとよく動く関節と安定した関節という事です。
モビリティ関節=可動性と筋出力が役割。
スタビリティ関節=安定性と固定力が役割。
股関節はモビリティ関節、膝関節はスタビリティ関節、足関節はモビリティ関節このような順番になっています。
股関節と足関節に可動域があることで本来の動きが出来ますが、
これらの関節が固まっていると膝が代償して安定性が失われます。
その結果、本来な動きでないため膝に問題が発生し、成長期ではオスグッドシュラッター病になることが考えられます。
オスグッドシュラッター病でお悩みのかたへ
場合によってはかなりひどい痛みの出る疾患ですが安心してください。
きっちり処置すれば必ずと言っていいほど改善します。
競技にも復帰できるようになります。
施術のタイミングはできるだけ早いほうがいいでしょう。
早い場合は3〜5回の施術で回復する事がほとんどですが状況によっては10回程度の施術が必要です。