なぜ上手なマッサージほど体に良くないのか?
なぜマッサージが体に良くないのか?
え?あなたはむしろ体にいいと思っていましたか?
マッサージで治るどころか悪くなる?
実は私も体にいいと信じていました。数年前までは。でもね、マッサージしても一向に症状は良くならない。良くなるどころか、患者さんは毎日やってくる。で、ある日、あれマッサージがいけないんじゃないか??となったわけです。それが、最近では常識になりつつあります。医師などの研究によりいろんな論文が出され始めました。数年前までの僕の患者さんゴメンなさい。
第3の骨格が関与している?
体には筋膜というボディスーツのような膜が筋肉の外側を覆っています。
その筋膜は薄いものから強靭なものまで骨・筋についで「第3の骨格」とまで呼ばれています。その筋膜は全身繋がっています。
筋膜にしわがよる?
強いマッサージをするとその筋膜にシワがよってしまいます。全身繋がっているので一部分にシワがよると過剰に引っ張られてしまうところも出てくるのです。
刺激を!もっと刺激を!
人間は慣れる生き物です。そして常に刺激を求めます!強いマッサージって気持ちいですよね?わかります。私も以前は好きでした。でもね一度その刺激を覚えると「もっと」「もっと強い刺激を!」となってしまうわけです。そしてその度に筋膜にシワを作りそのシワがどんどん深くなっていきそして固くなる。この繰り返しです。
あなたの肩を触ってみてください
表面がカチカチになっていませんか?そんな方は要注意です。一刻も早くこの悪い循環を抜け出さなければなりません。
ではどうすればいいのか?
まずは刺激のない状態になれる強いマッサージをまずは我慢してください。筋膜が引っ張られない状態を作る
次に根本的に直していかなければなりません。その時に重要なのが自然体の姿勢が取れているか?若干猫背ぐらいの方が本来はいいのです。姿勢についてはまたの機会に書くとして。
体全体の巡りを考える肩が凝ったらつい肩を揉みたくなるとは思いますが、肩だけでなく体全体の巡りを考えましょう。ラジオ体操をきっちりするぐらいでも実は肩は結構緩んでいます。その感覚に慣れましょう。
内臓にも目を向けましょう実は肩こりや筋肉の硬さは内臓とも深い関係があります。内臓に不調があると筋肉や筋膜も緊張してしまいます。いつもより、よく噛むだけでも内臓の調子が良くなったりもします。
それでもダメなら
それでも、自分ではどうにもならないという方は整体院や鍼灸院で内臓の調子や体のバランスを根本的に整えてもらいましょう。