2018年3月25日 日曜日
【症例】肩の痛みと太腿裏の違和感
仕事はデスクワークで一日中パソコン操作を行なってる患者さんで、座っていると太腿裏に違和感を常に感じていた。症状が強いときは、肩の痛みで夜に目が覚める事も何度もあった。そんな症状が夜もしっかりと寝れて太腿裏の違和感も消失するまでの過程です。
利用者
女性 40代 箕面市在住 主症状
左肩の痛み
左太腿裏のつっぱり感 その他の症状
特に無し 過去に受けていた施術
特に無し主な施術ポイント
循環
重心 施術の経過と内容
1回目
左肩は頭上に腕を挙げようとすると、より痛みを生じる
体幹前屈時に左ハムストリングスのつっぱり感(痛み)をより感じる
左のバックラインの緊張が強く、骨盤は後傾位
更に詳しく観ていくと循環不全が見受けられたので、内臓調整・クラニアル療法を行う
すると、肩の痛み、可動域が改善。また、骨盤調整と筋緊張部位のリリースも行う 2回目
2日後来院
肩の痛みで夜、目が覚める事が少なくはなったが、
肩・ふともも裏共に症状が少しづつ戻ってきている感じがするとの事
前回同様の施術を行なう 3回目
10日後来院
肩の痛み、可動域は良好
ふともも裏のつっぱり感が初回に比べれば改善しているが、まだ残存
仙腸関節、骨盤周囲の筋肉リリースを中心に行う
施術後は、ふともも裏のつっぱり感は消失 4~6回目
肩の痛みは、仕事の疲労度によって痛みが出る事もあるが、
夜も寝れる状態になり、痛みが出ても寝れば消失している
ふともも裏のつっぱり感は施術後3~4日間は良い状態であるが、
それ以降は、元に戻ってしまう
再度、全体の評価を詳しく行い、話も再度詳しく聞くと
いつも、仕事中~仕事後に症状が発生する事が多い
仕事は長時間座っている事などから、仕事中過度に左重心に陥っており
それが、左の仙腸関節や筋肉に負担を掛け、つっぱり感が生じていると仮定した
そこで、仕事中に右側重心になるケア方法を指導 7回目~
前回後、仕事中に左側荷重にならないように工夫すると、ふともも裏つっぱり感は消失
肩症状も落ち着いている
現在は、間隔を2~3週にして経過観察を行っている考察
今回の症例は、肩の痛みとふともも裏のつっぱり感を有する患者さんであった
肩の痛みに関しては、初回問診・検査していく中でバックラインの緊張はあったが
骨格や筋肉の問題は無さそうであった
内臓調整や頭蓋チェックを行うと、上手に循環していないように感じた
そこで、同部位の調整をかけると肩の痛みは直ぐに消失した
その後も症状は安定していることから、肩は循環不全により出ていた痛み・可動域制限であったと考えられる
一方、ふともも裏のつっぱり感は、初回検査時に仙腸関節の硬さ・ハムストリングスの緊張があったので
調整をかけると、その時は症状は改善されるが数日経つと元に戻ってしまうという事が続いた
いつも、症状が仕事中~仕事後に再発しやすく、仕事中の姿勢が常に同じ姿勢であるとの事から
重心が片側に掛かりすぎ、それが関節・筋肉に負担をかけて再発していると判断し、
予防法をお伝えし、実践して頂いたら症状の再発は無くなった。
症状改善の為には、目の前の身体を調整するのも重要だが日常生活を把握し
どんなストレスが掛かっているのか予想し、それに対するケアも重要である事が良く解った症例であった ※個人の例です。全ての方に効果を保証するものではありません。関連記事タグ : 肩の痛み【症例】