2018年7月21日 土曜日
【症例】肩の強いコリと重さ
誰が触っても肩がこってると言われるくらいの硬さがあった。常時痛く、重い感じがあり、仕事中もプライベート中も常に気になり集中する事が出来なくなっていた。クイックマッサージに行って一時的には良くなっては悪くなるのを繰り返しをしていた方が繰り返さなさくなったまでの過程です。
利用者
30代女性 茨木市在住主症状
肩こりその他の症状
むくみ過去に受けていた施術
マッサージ主な施術ポイント
関節可動性
循環施術の経過と内容
1回目
検査を行って行くと、
脊柱全体の硬さがみられ、肋椎関節の硬さも顕著
下腿は緊張感が強く、重い感じ。
上半身の硬さが目立つ部分の調整をかけて、
全体の循環向上を狙っての施術を行なう。
肩甲間部の硬さ改善を狙ったセルフケアを指導。 2回目
2日後来院
今朝、寝違いになり右首が痛い。
下腿の緊張感と重い感じは軽減傾向。
前回と同様に脊柱全体の硬さを取り、可動性を出すための施術を行ない、
アームライン・ラテラルラインを中心に調整をかける。
施術後は寝違いの首の痛み&可動域共に緩和。 3回目
5日後来院
寝ちがいの痛みほぼ消失。
胸椎や肋椎関節の硬さは改善傾向。
腰椎の硬さがまだまだ残存の為、
腰椎を中心とした施術を行なう。
むくみに関しては大きな変化はなし。 4回目
11日後来院
肩の痛み、以前よりかは楽になってきたが、
肩の張り感や重さは仕事中、仕事終わりに感じやすい。
胸椎のや肋椎関節の硬さは前回よりも更に改善。
腰椎の硬さは、一部残る程度へ変化。
リンパトレナージや内臓調整等で、循環を促す施術を中心に行なう。
また、腰椎の硬さが残る所の調整も行なう。 5回目
肩の張り感や、重さは改善傾向。
むくみは変わらず残存
施術は前回同様、循環を促す施術を軸に行う。
下肢のむくみ改善の為の筋力トレーニング指導 7回目
強い肩の張り感や、重さは感じなくなった。
むくみも改善傾向。
斜角筋の緊張がみられたので、身体の調整をおこない、
呼吸のセルフケアを指導。 10回目
肩こりは、ほぼ感じない程度へ改善。
むくみは、気にならない程度へ改善。
現在は、1ヶ月程度間隔を空けてメンテナンス治療を行なっている。考察
今回の症例は、肩の強い張り感や重さを生じていたのと、
足の強いむくみが生じていた患者さんのケースである。
初回時は誰が触ってもこっていると解る位、緊張感が首や肩、背中にかけてみられた。
原因としては、関節の可動性の低下であったと思われる。
脊柱全体や肋椎関節が硬く、肩甲胸郭関節の可動性も良好とは言えなかった。
むくみに関しては、肩周囲の緊張が強いが故に循環が下半身に迄至らないが為に
むくみが生じているのではないかと仮定して治療を行った。
なので、先ずは関節の可動性を高め、ある程度体液が流れる状態に整えて、
今度は、内臓調整等で循環を高め、下肢にも栄養を行き渡らせられるような環境を作った。
また、老廃物を回収する為のミルキングアクションが出来るような状態にする為に、
下肢の筋力トレーニング指導を行った。
川の流れで例えると、今までは上流が詰まっていたので
水が流れない状況に陥っていたのだが、上流を広げてあげてしっかりと流れるようになり、
むくみの部分が改善に至ったものと考えている。
人間の身体は、頭の先から足先まで繋がっているので、
しっかりと全体をみて全体の調整をかける事が非常に重要であると考えられる。 ※個人の例です。全ての方に効果を保証するものではありません。関連記事タグ : 肩こり【症例】