2019年4月13日 土曜日
【症例】肩に急に痛みと挙げれなくなった症状が1ヶ月で改善
自転車を30分以上手で引きながら歩いて帰った翌日から肩が痛くて挙げれなくなった方の症例です。4回目の施術後から可動域の向上がみられるなど、より変化が出たのはストレッチが鍵でした。
利用者
女性 80代 箕面市在住 主症状
左肩が挙げれない その他の症状
特になし 過去に受けていた施術
整体
マッサージ 主な施術ポイント
コンプレッションストレッチによる運動療法 施術の経過と内容
1回目
肩関節や肩甲胸郭関節の動きを出すようにアプローチ。
肩周辺の筋緊張へのアプローチ。
循環を促すように施術。 2回目
2日後
肩の可動性、疼痛に関して変化なし。
前回同様の施術に加え、三角筋や上腕二頭筋をメインにアプローチ。 3回目
3日後
肩の変化なし。
前回と同じ施術方針で進める。 4回目
翌日
変化なし。
前回までの施術に加え、コンプレッションストレッチによる運動療法開始。 5回目
3日後
かなり楽に。
まだ、手で支えないと挙げれないけど可動域の向上はみられた。
前回と同じ施術方針に加え、仰向け、うつ伏せで全身の循環力を上げるようにアプローチ。 6回目
1週間後
手で支えなくても挙げれるように。
可動域も90度以上挙げれるように変化。
服を着たりすることなど日常生活動作で痛みもなく出来るようになったとのこと。
前回と同じ施術方針で進める。 7回目
2週間後
かなり楽に。
普段は全く痛くないとのこと。
可動域も130度レベルまで挙げれるように。
前回と同じ施術方針で進める。
これからもさらに可動域の向上と痛みの緩和を目標に施術していく方針。 考察
今回のケースは自転車が壊れたので30分以上手で引きながら歩いて帰った翌日から肩が痛くて挙げれなくなった方の症例です。 問診で聞いていくと
自転車を引いている時は特に問題なく、その1日は痛みや違和感は全く何も感じなかったとのこと。
しかし、翌日肩がズキズキして痛い、挙げた状態でキープすること(力が入らない)さえも出来ない状態になっていた。
だから、服を1人で着ることも出来なかったとのこと。 今回の主訴は左肩だけで右肩に関しては特に問題がない。 身体を診ていくと
両肩に張りはあるが、特に左肩の筋肉が硬いなどの初見は見当たらなかった。
検査では、圧痛、可動域の制限があり
整形外科的検査では
・ドロップアーム陽性(肩を挙げた状態でキープすることが出来ない)
・ペインフルアークサインやインピンジメントサインなどの検査は可動域の制限が強くてあまり検査としては分からなかった。 検査の項目では多くは陽性反応を認められなかったが、腱板部の損傷があると仮説し施術。 施術では
うつ伏せや仰向けで寝ることさえも痛みの影響で出来なかったため、まずは座位姿勢で腱板部周辺の筋緊張へのアプローチ。
その際、少しでも循環力が増すように促す。
筋緊張が緩和されたのを確認し、肩甲胸郭関節の可動性、肩関節の可動性を気持ちいレベルの強さで調整。 さらにコンプレッションストレッチのような運動療法で可動域の向上を促していくと自ら挙げれるように変化。 それからはうつ伏せや仰向けで寝れるようになったので
自然治癒力をあげるように全身の循環(頭、脊柱、骨盤からの循環へのアプローチ、頚椎の調整で神経疎通を向上、肩部から手部にかけての筋緊張及び関節の調整)を意識して行った結果、1ヶ月後には完全に150度ぐらいまで手を上げれるようになった。 (個人の例です。全ての方に効果を保証するものではありません) 大阪・北摂・箕面 整体院・整骨院 岩永朋之整体サロン関連記事タグ : 五十肩【症例】