2017年8月22日 火曜日
【症例】膝が痛い=膝の問題ではありません|豊中市男性|岩永朋之整体サロン
今回のケースでは膝に痛みやだるさを訴えていましたが、実際は膝に問題がなかったと言えます。
なぜなら施術のなかで一切膝に触れる事なく痛みやだるさの緩和がみられたからです。
しかし、完全に膝に問題がないわけではなく腸脛靭帯は股関節から膝に付く靭帯ではあります。
まずなぜ今回腸脛靭帯を痛めてしまった可能性があったのか?
なぜ3ヶ月も治らなかったのか?
が大事な着目店です。

利用者
男性 30代 豊中市在住
主症状
両膝の痛みとだるさ
その他の症状
特になし
過去に受けていた施術
整体
主な施術ポイント
左仙腸関節右股関節腓骨頭
施術の経過と内容
1回目問診で3ヶ月も痛みが続いている事が気になったので軟部組織の損傷を疑って検査。半月板や靭帯系の検査を行っても特に痛みが出なかった。しかし、腸脛靭帯の部分の圧痛がかなりあったので問診、検査では腸脛靭帯炎の疑いをもって施術。
内臓の固さや仙腸関節の動き、腓骨頭の左右差にアプローチ。
施術後重だるさはかなり楽に。
膝を一切触らず施術した事の理由と次回来た時にその結果がわかることを説明して終了。
2回目4日後ペインスケール10→5以下まで消失。痛みはないが、違和感やしっくりこない感じが残るとの事。
前回の体の状態を踏まえて検査を行うと左仙腸関節の固さが目立ったので施術。
施術後かなり腸脛靭帯部の固さは緩み自覚的にもかなり楽になったとの事。
次回1週間後に来てもらって全く違和感がないのであればあと1回だけ期間をあけて診る方針を伝えて終了。
考察
今回のケースでは膝に痛みやだるさを訴えていましたが、実際は膝に問題がなかったと言えます。なぜなら施術のなかで一切膝に触れる事なく痛みやだるさの緩和がみられたからです。しかし、完全に膝に問題がないわけではなく腸脛靭帯は股関節から膝に付く靭帯ではあります。まずなぜ今回腸脛靭帯を痛めてしまった可能性があったのか?なぜ3ヶ月も治らなかったのか?が大事な着目店です。おそらく痛めた原因は明らかに存在していましたが、左の仙腸関節が固くなっていた影響で右が動き過ぎ(ハイパーモビリティ)になっていた事が大きな原因だったと思われらます。日常生活で痛めた原因は要因であり痛める前から体は限界だったのだと思います。右の仙腸関節がハイパーモビリティの影響で脳はその関節の動きを止めようと反応します。するとその関節の周囲の筋肉は収縮して緊張します。これによって関節の動きを止めようとします。この筋肉の収縮、緊張が痛み、重だるさの原因です。しかしこの固さは体にとっては必要なために固くなっているので例え収縮や緊張を緩めても「やってもらった時は楽になったけど次の日からはすぐに戻った」という風になる可能性が高いです。右に症状があったとしてもこのケースでは右は施術しない方が緩和スピードは早まります。施術する部位は左の仙腸関節です。この左の動きをしっかり出してあげることで根本的に改善がみられます。今回のケースでもそれによってすぐに痛みが引きました。しかし、次に問題になるのが左が固くなったのか?です。おそらく重心が左に傾いているからだと考えられますのでそこの指導や施術も必要になると考えます。
※個人の例です。全ての方に効果を保証するものではありません。
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