2018年10月14日 日曜日
【症例】立ってても座ってても何をしていても腰が痛い
今回の症例は、産後から腰が痛いと訴える方のケースです。この方は、産後から座っていても立っていても抱っこしても何をしていても腰が痛くなった。どうしても、育児は前に屈んだり反ったりするので腰に問題が起こると生活の質が大幅に低下する。その原因となっていたのは骨盤と骨盤に隣接する部位であった。
利用者
20代女性 箕面市在住主症状
腰痛その他の症状
特に無し過去に受けていた施術
整体主な施術ポイント
骨盤底筋の強化
腰椎の可動性施術の経過と内容
1回目
座っていても、立っていてもどの体勢でも腰が痛い。
抱っこや前かがみになると更に痛い。
検査を行なうと、腰椎の硬さが目立ち、骨盤の歪みが見られる。姿勢はやや反り腰。
骨盤矯正を行い歪みを整え、腰椎の可動性を出す施術を行なう。
骨盤底筋の入れ方指導 2回目
翌日来院
前かがみは依然痛み残るが後に反るのは出来るようになった。
骨盤の歪みは前回後の良い状態を維持。
腰椎の硬さが残っていたので再度腰椎を中心とした脊柱の可動性を出す施術を行なう。 3回目
6日後来院
ここ3日間は腰の痛みほぼ無し。少しだけ前かがみになった時に違和感を生じる。
骨盤底筋チェック→良好→骨盤底筋を更に強化するトレーニング指導実施。 4回目~6回目
腰の痛み消失。抱っこや前かがみになった時でも大丈夫。
腰の痛みが再発しないように骨盤周囲の調整やトレーニング指導を行なう。 7回目~
その後も、腰痛の再発は起きていない。
現在は肩こりを感じるとの事で、肩こりに対する施術を行なって
快適な育児生活を過ごせるように調整をかけ、経過観察中である。考察
今回の症例は産後1ヶ月頃から何をしていても腰が痛いというケースであった。
今回の症例の原因は、骨盤底筋の低下と腰椎の可動性低下であった。
骨盤底筋の低下により骨盤の安定性は低下していた。
産後はどうしても筋力は低下してしまう。そうすると関節の安定性が低下するので
本来であれば歪みを生まない動作でも歪みを生じやすい。
そうすると、その歪みが別の部分に影響を与えてしまう。
今回のケースだと、反り腰傾向になり腰の部分に負担がかかり腰椎の硬さが出た。
それにより、前屈や後屈など様々な動作で痛みを生じたと思われる。
産後は特に、負担が掛かる部分と負担が殆ど掛かっていない部分が顕著に表れる。
それが、バランスの悪さを生み出し、姿勢の悪さ、痛み、不定愁訴を生む原因となる。
しっかりと、使い過ぎの部分はケアをして、使えていない部分は強化をしてバランスを整えると
快適な育児生活を続ける事が可能になります。 ※個人の例です。全ての方に効果を保証するものではありません。関連記事タグ : 産後腰痛【症例】