夜泣き
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夜泣きとは
生後半年頃から1歳半ぐらいまでの赤ちゃんにみられる、夜間の泣き出しや眠らないでぐずり続ける状態を言います。
※生後半年も個人差があり、夜泣きは生後3ヶ月からもみられることもあります。
なぜ夜泣きは起こるのでしょうか?
一般的に言われている夜泣きの原因西洋医学的な考え
夜泣きは睡眠サイクルが原因といわれています。睡眠サイクルとは
睡眠には、深い眠りと浅い眠りがあります。
深い眠りを「ノンレム睡眠」、浅い眠りを「レム睡眠」と言います。
大人の場合は90分〜100分でノンレム睡眠(深い)とレム睡眠(浅い)を繰り返します。
また、その割合は80%はノンレム睡眠(深い)、20%はレム睡眠(浅い)であり、
深い眠りに入ることで多少の物音等があっても目を覚まさない仕組みができています。
しかし、新生児から幼児期になると
50分〜60分でノンレム睡眠(深い)とレム睡眠(浅い)を繰り返します。
割合は50対50%でノンレム睡眠(深い)とレム睡眠(浅い)を繰り返すので
大人と違い物音や不快な感覚に反応しやすくなっています。
このことが原因で目が覚めやすい、不安を感じて泣いてしまうということがおきます。
それ以外にも
体内時計が未発達による夜泣きも考えられます。
体内時計とは大人は朝になると覚醒し、夜になると眠るという体内リズムができています。
この機能は生後4ヶ月ぐらいから発達して昼夜の区別が出来るようになると言われています。
しかし、生後4ヶ月から完全な区別出来ているわけではなく、 まだ未発達なため睡眠のリズムがうまく取れず、
眠ったり起きたりを繰り返すと言われています。
このことでリズムが不規則になり夜泣きになることも原因としてあげられます。
また、生後3ヶ月ぐらいからは
おっぱいを求める、オムツで不快感、暑いや寒いなどの環境によって泣くこともあります。
夜泣きの定義ではそういった理由があって泣いているのは夜泣きとは分類されません。
東洋医学的な考え
東洋医学的に夜泣きは「気」が上昇する事、そして停滞する事が原因と言われます。上半身で気が停滞することや気の流れが全身ではなく、上逆して下半身に回らない事で夜泣きが発生します。
泣いている時すぐに顔が赤くなっている赤ちゃんはそのような状態と言えます。
「気」と聞くと難しく感じるかもしれませんが
暖かい空気が上に登りやすいのはイメージできるでしょうか?
体の中でもそのような状態が起こっているのです。
夜泣きを改善するには?
一般的なチェックポイント
- オムツ
- 痒み
- 気温
- 湿度
- おっぱいは足りているか?(栄養含む)
などの対策は取られている方がほとんどかと思います。
これらは一般的にも言われているチェック項目ですが、
改善するためには赤ちゃんの「気」をしっかり巡らせる事が必要です。
絶対にチェクするポイント
- お腹はポッコリしていないか?
- 便秘はないか?
- 気張る仕草は見られないか?
- おならやゲップはうまく出せているか?
- 顔がいつも赤くないか?
- 寝る前に手足が冷えすぎていないか?
赤ちゃんの「気」が停滞する原因は?
気の停滞は体質もありますが、
多くの場合授乳と抱っこの仕方、日中の動きに問題がある事がほとんどです。
- お母さんのおっぱいが冷えている
- おっぱいの場合お母さんの栄養の乱れ
- おっぱいやミルクと一緒に空気を大量に飲み込んでいる
- 大量の汗をかくことによる水分不足
- うまくゲップやおならを出せていない
夜泣きの施術
当院での夜泣きの施術をご紹介いたします。
一般的な鍼灸院では小児ばりでの施術のみになりますが当院では以下のような施術を行なっています。
授乳の改善
授乳事に空気を飲んでいる場合授乳姿勢を変えなければその問題は改善しません。
抱っこの改善
日中の抱っこの姿勢により、赤ちゃんの呼吸や巡りが変わります。
気の循環
小児ばりや整体により気を循環させる施術を行います。
発達のアプローチ
その子に合わせた発達の段階を見分け動きが最大化されるように促します。
忘れてはいけないのが赤ちゃんにも「自律神経」は存在します。
これらの項目に対して間違ったアプローチをすると自律神経は乱れてしまいます。
大人でも同じですが自律神経の働きを正常かしてあげる事が夜泣き改善のポイントになります。
小児ばりや整体はどんなことをするのか?
鍼と言っても赤ちゃんの場合は刺すような鍼治療をするわけではなく
ローラー鍼と言われるものでコロコロしたり、カッサで擦る程度です。
整体も強い刺激は一切なく優しい刺激で動かしたり摩ったりするものです。
どれぐらいで夜泣きは改善するのか?
施術の目安ですが子供によってかなりの個人差があります。
1回の施術後から嘘のように眠る子もいてますし
10回〜20回程度の施術で徐々に改善してくる子もいてます。
夜泣きから解放された方のお喜びの声をご覧ください
夜泣きでお悩みのあなたへメッセージ
夜泣きは決して病気ではないので余計に対処法がなく困っていることかと思います。
赤ちゃんも何かしらしっくりこない事があって泣いている、お母さんお父さんも眠れない。
そしてイライラが募ってくる。このような悪循環になってしまいます。
繰り返しになりますが病気ではないからこそ
体を整えてあげる事で改善する可能性は十分にあります。
まずは一人で悩まないでご相談ください。