2017年10月28日 土曜日
チックの改善の鍵 愛情は受取手次第
チック。一言でチックといっても様々な症状があります。瞬き、鼻を動かす、声が出る、口をもごもご、咳払いetc。チックは一つの表現だと捉えることができます。その表現が何を表しているかしっかりと考える必要がありそうですね。
今日、チックで通っていたお子さんK君(仮名)の状態を聞くと
かなり落ち着いてきてキーキーいうことも少なくなったとのこと。
チックは表現の一つです
チックはサインです
その表現やサインを見落としたり無視しないようにしてあげてください。
チックはもちろんこれらの問題だけでなく色々な要因も絡みますが
その根底に愛情というものがあるのは間違いないように思います。
Contents
チックの症状が落ち着きました

チックの症状はといえばこんな感じでした
口を動かす 鼻をヒクヒクさせる キーキー言う 落ち着きがない といった感じ。要因は〇〇不足
K君の場合は 単純に「愛情不足」。 単純なようで単純ではないのだが・・・。 チックはいろんなパターンがありますが 今回は「愛情不足」が原因のパターンについて。 K君のケースは お母さんに自覚があったので割とスムーズに改善しましたが 自覚がないケースが一番厄介なのです。 私も「お母さん!愛情ありますか??」 なんて聞き方はしませんがお話をしていると大体わかってしまいます。お兄ちゃんは我慢していました
K君は 3人兄弟の長男 一番下の子が生まれてK君への風あたりは強くなったよう まあ、これは仕方がない部分もありますが2人以上お子さんがおられる方は自覚があるかと思います。 真ん中の子はすごく甘え上手だそうで お父さんもつい真ん中の子と遊んでしまうそう。 K君に質問してみました 「お父さん、お母さんとの思い出で一番楽しかったことは?」 答えは 「遊園地に行ったこと・・・」 K君は今8歳 その遊園地に行ったのは4歳の時のことだそうです。 K君にとって4歳から思い出がバージョンアップされていなかったのです。知らず知らずかけてしまう言葉・・・
お母さんとお父さんも愛情を注いでいないつもりはなかったのです。 でも、知らず知らず 「お兄ちゃんなんだから・・・」 という状態になってしまったのです。 でも8歳の男の子ってまだまだ子供ですよね? このような内容をお母さんに違った角度からお伝えした時にお母さんは涙を流されました。 この瞬間に私はK君は治るな と確信しました。 まず、チックをなんとかしたいと 当院に連れてこられている時点で愛情はあるんですから。愛情の注ぎ方がわからない
でも、いきなりどうやって愛情を注げばいいのか? そこにはちょっとしたポイントがあるので それを治療と交えてお家でできることをお伝えしました。 もちろん、1日や2日で劇的には変わりません。 (たまに1日で驚くような変化をする子もいますが・・・) 愛情は1日では伝わりません それはこどもが寂しく感じていた時間が長ければ長いほど時間がかかります。 でも根気よくやっていればほとんど改善していきます。 ちなみに今回のケースはお母さんもかなりお疲れな様子でしたので お母さんにもしっかり施術を受けていただいています。お子さんのサインを見落とさないで!

愛情の表現は受取手次第
たまに私は愛情をそそいでます!と言われる方がおられます。 確かに愛情は注いでいるのかもしれません しかし コミュニケーションというのは受取手次第なのです。 これは子供と親だけでなく夫婦間や友達同士、上司と部下でも同じです。 発信側がいくら思っていても受取手側が感じていなければコミュニケーションは成立していないのです。 お子様にとって愛情が足りないと感じればそれは愛情不足なのです。 そういう私も妻にはよく言葉が足りないと怒られてしまいます・・・汗 あなたも今一度お子様への愛情が届いているか確認してみてください。関連記事
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