2017年9月15日 金曜日
【症例】頭がガンガンして眠れない | 大阪市 70代 女性
頭がガンガンして眠れない。そんな症状に苦しんでいた方が改善していった症例です。そのほか、不眠、めまい、腰痛、膝下の冷え、喉のイガイガ、みぞおちの違和感などでお悩みでした。今回のケースは鍼灸施術での改善例です。
利用者
70代、女性、大阪市在住
主症状
頭がガンガンして眠れない
その他
不眠
めまい
腰痛
膝下の冷え
喉のイガイガ
みぞおちの違和感
6年前の左顔面の帯状疱疹による後遺症

利用者
70代、女性、大阪市在住
主症状
頭がガンガンして眠れない
その他
不眠
めまい
腰痛
膝下の冷え
喉のイガイガ
みぞおちの違和感
6年前の左顔面の帯状疱疹による後遺症
過去にうけていた治療
病院にて投薬
主な施術ポイント
腎の力を上げる
施術の経過と内容
来院の2週前に、玄関先で急に
足腰の力が抜けて座り込んでから、食欲の減退、だるさ、めまいが続き、以前からあった不眠がさらにひどくなったとのこと。
1回目
主に不眠とだるさを訴える。
脈は、冷えのぼせを示し、舌も紅点が目立ち、乾きもある。
ツボは、体力面も考えて、左の後渓と左の腎兪のみで、舌に潤いが戻るのを目安に施術を終える。
2回目
2日後に来院。
膝下の冷えとビリビリ痛い。頭がガーッとなるのはマシになったが、睡眠時、頭全体に脈打つ頭痛と朝起き上がる時の左腰痛も気になると言われる。
施術は、前回のツボにお腹のツボ、背中の脾兪を加えて終える。
3回目
一週間後の来院。
新しい症状としては、みぞおちの違和感を訴える。
前回の膝下の冷え、頭ガーッとする感じは、ペインスケール10→8に。
施術は、今回みぞおちの違和感を訴えられたので、ベースの取穴とともに気の巡りを促す太衝を使って施術完了。
4回目
一週間後に来院。
膝下の冷え、頭ガーッとくる感じは、ペインスケール10→5に。
膝下のビリビリ痛みはなくなる。
みぞおちの違和感は、食後のみ。
背中に汗をかくようになった。
全体的に大変楽になったと喜び、新しい訴えとして、6年前に左顔面に帯状疱疹を発症した以来、左顔面の歪みが気になるとのこと。
ベースの取穴に顔面神経麻痺に有効なツボを加える。
施術後、左に傾いていた舌がまっすぐ出せるようになる。
5回目
2週後に来院。
ペインスケールは10→2へ。
ここからは、定期的に来院してもらい、30年間悩まされた不眠、膝下の冷え、6年前からの顔面神経麻痺が改善していけるよう施術を行う。
考察
年をとると腎は弱ります。そのうえ、この方は痩せ型で背中も曲がっているので、胃の消化能力も弱く、体を温める陽気がうまく作れず冷え症になっていました。
来院前に玄関先で足腰が立たない状態になったのは、腎の弱りの典型的な症状でした。
そして、この時に感じた不安、恐怖が、なおこの状態を悪化させ、気の巡りの阻害まで生み出し、ますます足の冷えを進ませ、ビリビリ痛みを感じるまでになり、頭はのぼせて脈打つ痛みにまでなったのです。
※個人の例です。全ての方に効果を保証するものではありません。
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