2019年12月20日 金曜日
【症例】頭から足先にかけて全身の症状でお悩みの方の解消例
今回の症例は、頭痛、首肩のこりお、腰殿部、下腿と全身に渡っての症状でお悩みのケースです。マッサージやカイロプラクティック、整体なども行ったが中々お悩み解消には至らなかったものが解消された道筋を解説していきますね。
利用者
30代女性 箕面市在住主症状
頭痛
首肩のこり
腰殿部のだるさ
下腿のだるさその他の症状
特に無し過去に受けていた施術
マッサージ
カイロプラクティック
整体主な施術ポイント
関節調整や筋膜リリース
老廃物の除去施術の経過と内容
1回目
問診検査を行なうと、
体中に症状が生じていた。
姿勢チェックを行うと、猫背で頭部前方変位あり。
腰椎の前弯もあり、反り腰傾向にある。
首肩から殿部に至るまで筋緊張が非常に強い。
頭痛に関しては筋緊張性頭痛と考えられた。
脊柱の可動性を出す施術を行ない、
バックラインの筋緊張をリリースした。
また、鎖骨周囲の固さも強かったので同部位の関節調整や筋のリリースを行った。
また、仙腸関節の可動性が悪いので同部位の関節調整も行った。 2回目
2日後来院
頭痛がしんどかった。
それ以外は若干ましになった感じがする。
姿勢チェックすると、理想的な状態に近づいている。
施術自体は前回と同内容で実施したが、
特に骨盤周囲の緊張や可動性の悪さが目立ったので
骨盤周囲をより細かく調整を行なう。 3回目
1週間後来院
頭痛はそこまででなかった。
首肩は初回よりは楽にはなった。
腰から殿部の辺りのだるさは残存。
下腿のだるさも同様。
2回目と同様に骨盤周囲を中心に施術を行なう。 4回目
1週間後来院
施術後、3~4日は楽になるが、その後徐々にしんどくなる。
やはり骨盤周囲が原因として考えられたので、
骨盤の固さを取るだけでなく、強化する事が重要と判断。
骨盤底筋の入れ方指導実施 5回目
1週間後来院
頭痛は無かった。
首肩、腰殿部もそんなに気にならなかった。
下腿の重だるさは残存。 6回目
1週間後来院
頭痛、首肩、腰殿部は気にならない。
下腿の重だるさが気になる。
特に夕方になると重だるさが顕著。
下肢の筋肉の強化が必要と考え、
自宅で出来る、大腿、下腿のトレーニング指導実施。 8回目
下腿のだるさほぼ気にならない程度へ変化。
姿勢も初回にあった、頭部前方変位などの猫背や反り腰は無く
理想的な生理的弯曲に近い姿勢。
バックラインの筋緊張や関節の固さも問題ない程度へ。
鎖骨周囲の固さも問題ない範囲内。 9~13回目
その後も、頭痛、首肩のはり感、腰殿部と下腿の重だるさの再発は無かった。
仕事の関係で忙しくなったり、付き合いで暴飲暴食なったり、年末年始でバタバタした時は、
一時的に痛みや、だるさは生じたが遅くても数日でそれらの症状が消失する身体へ。
8回目あたりから、通院間隔を空けて症状の再発が出ないように、
また、より快適な状態へなるようにとメンテナンスを行っていたが、
特に大きな問題もなく、
快適に仕事、家事、育児を過ごせているとの事でこれにて一旦整体を終了とした。考察
今回の症例は頭痛、首肩のはり感、腰殿部と下腿のだるさを訴えているケースであった。 症状が多く、全身に生じているなと初回に問診をしていて感じました。
これらの症状は基本毎日で、病院で痛みや筋肉の緊張を抑える薬を処方されていて、
定期的に飲んではいるが、辛い毎日を送っているとの事であった。 初回にお話を聞いた感じと体の反応からいって、
頭痛に関しては緊張性頭痛の可能性が高いと思われました。
首肩のはり感は姿勢の悪さや関節の可動性が要因であると仮定しました。 最近、当院の周辺に引っ越しされてきたとの事だったのですが、
以前は、トレーニングジムに通っていた。
体を動かしている時は、今ほど症状は酷くなかったが、
引っ越し前位から、ジムに行くこともなくなり、
徐々に症状が強くなってきたとの事だった。
なので、循環力が低下している事も予想された。 頭痛や首肩のはり感に関しては、思っていたよりは早期に良い方向に向かった。
原因としては、鎖骨や肩甲骨、頸椎や胸椎などの骨の可動性の悪さやそれに伴って、
筋緊張が強くなっていた事が理由であったと思われる。
一方、腰殿部や下腿のだるさが中々思うように良くならなかった。
骨盤周囲に問題があると仮定して施術を行っていたが、
腰殿部に関しては骨盤周囲の問題を取っていく中で
徐々に良い方向へ向かっていたが、下腿のだるさがいまいちでした。 施術後は良くても、日が経つにつれてだるさが徐々に戻ってしまっていました。
そんな時、「最近は特に夕方に症状が強くなる」という言葉で気づかされました。
老廃物が下に落ちて、重力に逆らって元に戻る事が出来ないのではないか?と。
老廃物を回収する機関としては、様々あるがリンパがメジャーである。
しかし、リンパは自身で抹消から心臓の方向に戻る事は出来ない。
筋肉の収縮弛緩によって、戻る事が出来ます。
なので、筋肉自体の収縮弛緩の力自体が弱ければ戻りたくても戻れないのです。 つまり、1日仕事をしてたり立つ動作が多くとなると
老廃物は重力の関係もあり下に溜まりやすいです。
本来は筋肉がしっかりと備わっていれば一緒にリンパ管も収縮して、
老廃物を抹消から中枢の方へ押し戻す事が可能です。
それが、今回のケースでは不足していたのではないかと思われました。 なので、下半身のトレーニングを指導して
老廃物を除去出来るような状態に環境を整えてあげたら症状が改善に向かいました。
重だるさという症状の場合、循環不良が原因の場合が多いです。
循環不良に陥っているのが、内臓の問題なのか、血液の問題なのか、リンパの問題なのかと
原因は様々ですが、しっかりと原因を見つける必要性があります。
もし、だるさでお悩みであれば循環不良に落ちいっているかもしれませんので、
早めに専門の機関で診て貰ってくださいね。 ※個人の例です。全ての方に効果を保証するものではありません。関連記事タグ : 頭痛【症例】