【症例】産後 左の坐骨神経痛、頭痛
30代 女性
主訴:左の坐骨神経痛、頭痛
マッサージ
肋椎
1回目
7年前から左殿部から下腿にかけてのしびれがあり、出産後さらにしびれが悪化。
望診でまずは顔色が薄暗いく、見たからに力が抜けている状態だったため、体の回復力を高める治療を行った。
2回目
しびれは3日間はマシだった。
仰向けのときに腰が痛い。
周りの筋肉はガチガチたが、骨盤底筋はかなり弱っている。
とくにしびれがでている左側。
鉄分の補給と、同時に骨盤底筋の筋力強化
3回目~8回目
治療後3日たつとしびれがでてくる。
肋骨の動きがなく、呼吸がかなり浅いので、肩甲骨を操体法で緩めると頭痛がらくになり、体全体の柔らかさがでた。
セルフケアとしては、骨盤底筋、大腿部の筋力強化を行う。
9回目以降
痺れが出る左足を下にして寝ても痺れがでなくなり、仙腸関節の痛みがでるときはあるけれど、しびれはほぼ消失。
電車やバスに乗って上の子を保育園へ送り迎えしても疲労感はでなくなり、今は1人目出産前からあった、肩や胸周りの狭くなっているような張り感が残っている。
元々胸の締め付け、肩こり、頭痛があり、酷くなると胃もたれが出現し、背中まで痛くなっていた。
その状態でウエディングドレスを着た後、痺れが出現し始め、出産し、整骨院に通っていたが、良くなったりなかなか治らなかったりを繰り返していた。
2人目出産後にさらに悪化し常に痺れている状態が続いた。
かなり疲労もあり、体力が極限まで消耗している状態でした。
それでも育児や家事はしないといけない。
さらには上半身はガチガチで呼吸が浅い、そのため、消化吸収が悪くなり疲労が回復せず骨盤が締まるものの締まりにくい状態になっていました。
今回の症例は、今まで根本的に治していなかった部分が産後をきっかけに大きく症状として現れていたのでしょう。
※個人の例です。全ての方に効果を保証するものではありません。